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★PARCは、1990年代以降、MAI（多国間投資協定）やWTO（世界貿易機関） など自由貿易の推進に反対をしてきました。「いのちより利潤の追求」にまい進する多国籍企業研究・批判にも取り組み、2010年からはTPP反対の活動を展開してきました。
秘密裡のTPP交渉の実態を把握し国内に伝えること、またグローバルな反TPP運動との連帯を強化することを目的に、2013年3月、シンガポール交渉会合、5月のペルー交渉会合、そして7月のマレーシア交渉会合に事務局長・内田聖子を派遣。 長年交流のある米国パブリックシチズンの協力を得て、国際NGOメンバーとしてステークホルダー会議にも参加し、現場でしかわからない情報を入手し、日本国内に発信し続けてきました。
日本が交渉参加国になって丸２年。米国でのＴＰＡ（大統領への貿易交渉権限を付与する法律）が６月末に成立して以降は、「いよいよ妥結」とのムードがつくられています。しかし全体の妥結は、農産品や自動車分野など日米間での懸案の課題について、日本政府が一方的に譲歩をすることでしか実現しません。改めて、日本政府に国会決議を守らせ、安易な妥協をしないよう求めることが急務です。
ＴＰＰは私たちの暮らしに大きな影響を与えるにも関わらず、一貫して秘密交渉が進められ、その中身は私たちには一切知らされていません。しかしこうした秘密交渉に風穴を開けてきたのは、ウィキリークスなどの情報漏洩サイトや、国際ＮＧＯのネットワークによる情報収集・分析です。ＰＡＲＣもその一員として、緊迫する情勢であるからこそ、現地にスタッフを派遣し、会合の場で何が起こっているか、どんな人が来ているのか、可能な限りお伝えしていきたいと思っています。
しかし限られた財政の中にあっては、十分な活動資金がまかなえない状態です。このたび恐縮ながら、皆様にはハワイ閣僚会合への派遣費のカンパをお願いしております。ＷＴＯなどこれまでの国際会議と同じく、今回も、会議はハワイ・マウイ島の高級リゾート地で行なわれ、デモや反対する人たち、ＮＧＯなどが容易にアクセスできないような場所となっています。そのため通常よりも費用がかさみますが、最も安いチケットを手配するなど努力をしております。
多くの方のご助力を得ながら、TPPの問題をさらに広く訴え、止めるための運動をつくりたいと願っています。よろしくお願いいたします！
【必要経費】
●航空券：日本―ハワイ・マウイ島 約１４万円
●宿泊費：４泊 約４万円
●現地移動費、雑費など：約２万円
計 ２０万円
※現地からは可能な限りツイキャス、ツイッター、メールなどで情報を皆様にお送りします。
※カンパをくださった方には、御礼も込めて特別配信版（メール、ツイキャスを予定）をお届けします。