講座内容
◆講師&コーディネーター ■若林大我(法政大学 非常勤講師) プロフィール:ペルー南部高地の先住民共同体をフィールドに、アルパカをはじめとする家畜の飼育・利用と、民話や口承、儀礼などに表れる世界観との結びつきをテーマに研究している。 |
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◆6月1日 オリエンテーション★ケチュア語の世界へようこそ ─ケチュア語の背景と話者の地理的ひろがり ■太田昌国(現代企画室/民族問題研究) 私は双方向の『スペイン語・ケチュア語辞典』を持っていますが、言葉を学んだことはありません。否応なくこの世界に出会い、せめて辞書だけは必要とした経緯をお話しします。 ◆6月15日 ★ケチュア語の基本1 発音と人称 お話:アンデス先住民族の親族の呼びかたと家族生活 ◆6月29日 ★ケチュア語の基本2 あいさつ・自己紹介・時間を表わすことば お話:アンデス先住民族の1 年 ◆7月13日 ★ケチュア語の基本3 数詞 お話:儀礼に見る数の概念 ◆7月27日 ★ケチュア語の基本4 動物・植物・色を表わすことば お話:農村部の食べもの・暮らし ◆9月1日(土)14:00 〜17:30 ★スクリーンにあふれるケチュア語 ─ボリビア映画を観て知るアンデス現代史 ■太田昌国(現代企画室/民族問題研究) ケチュアの民が出演し、母語で自己表現をした先駆的な映画を観て、制作当時にこの映画がアンデスの社会・政治・文化状況の中でもった意味をめぐって討議します。面白い映画です。 ◎上映作品:『第一の敵』(監督:ホルヘ・サンヒネス/ボリビア/ 110 分/ 1974 年) |
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◆9月14日 ★ケチュア語の基本5 簡単な肯定文・天気を表わすことば お話:農耕と牧畜 ◆9月28日 ★ケチュア語の基本6 簡単な否定文・疑問文 お話:ケチュア語の歌・ワイノの歌詞世界 ペルー南部高地で演奏される音楽の1 ジャンルであるワイノ。主に生活のつらさや、失恋について歌われています。 ◆10月12日 ★人びとの喜びや悲しみが息づいている ボリビア・フォルクローレダンスの世界 ■セノビア・ママニ(フォルクローレダンサー) 14 歳から本格的に舞踊と演劇を学び、フォルクローレダンサーの第一人者として世界各地で公演を重ねてきたセノビア・ママニさん。お話の後は実際に体を動かして踊ってみましょう! ◆参考HP:「Zenobia Mamani official website」http://www.zenobiamamani.com/ ◆10月26日 ★ケチュア語と文学 先住民族と白人との混血(メスティソ)の家庭に生まれたペルー人作家、ホセ・マリア・アルゲダス(1911-1969)の作品を読みます。 ◆11月9日 ★純粋ケチュア語にふれる 16 世紀末〜17世紀初頭に成立したと考えられるワロチリ文書は、ほぼ純粋なケチュア語で書かれた貴重な資料です。また先住民族の貴族の家系出身とされるペルーの年代記作者の作品にもふれます。 ◆11月30日 ★変わりゆく先住民族社会: 開発、移住、生業の変容 ◆12月14日 ★クロージング・パーティ!─アンデスの料理をみんなでつくり味わおう ※材料費が別途かかります。 |