講座内容
◆5/31 ★「働くこと」と「仕事」の意味を問い直そう ■大江正章(コモンズ 代表/PARC 共同代表) 稼ぎと仕事は違うし、雇われるだけが仕事ではありません。自らあるいは仲間と仕事をおこし、納得ゆく働き方をして、そこそこに食べていく道を見つけていきましょう。 |
◆6/18(月) ★【対談】経済成長ゼロの「定常型社会」の豊かさを語ろう ■広井良典(千葉大学 教授) いま日本・世界・地域を含めて、社会のありようが大きく変わろうとしています。大変な時代でもありますが、歴史の大きな変曲点であり、非常におもしろい時代ともいえます。そうした展望について幅広く考えていきたいと思います。 ■大江正章(コモンズ 代表/PARC 代表理事) いのちと暮らしを守り、幸せを感じられる「小利大安の世界」のモデルを紹介しながら、他者に開かれた「地域の力」が息づく豊かな社会への転換を語り合いたいと思います。 | |
◆6/28 ★耳を澄ませば、地域からのニーズが聞こえる ―仕事と生き方を創る「場づくり師」の自然体で愉快な活動記 ■日置真世(北海道から地域づくりを創造・発信する 場づくり師) 困りごと、悩みごと、地域の課題はこれからの地域づくりのための貴重な宝です。宝をいかすための方法、プロセスについて釧路の事例をネタに一緒に考えましょう。 |
◆7/12 ★協同で仕事をおこし、社会を変えよう ―ワーカーズコープの役割 ■田中羊子(日本労働者協同組合〈ワーカーズコープ〉連合会 専務理事/東北復興本部本部長) 東北の被災地の人々が困難の中から立ち上がり、自らの生活、人生の再建と地域の再生の課題を一つに結んで、どう働く道を切り拓いていくのか─このテーマと向き合う協同労働の実践と立ち上がる地域市民の力を発信します。 |
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◆7/28(土) 午後 埼玉県深谷市を訪れる ★豆腐づくりから介護事業まで ―地域のニーズから見えた課題に取り組み、160人の就労の場に ■岡元かつ子(日本労働者協同組合〈ワーカーズコープ〉連合会センター事業団 副理事長/高齢者・障害者関連事業推進部長/東北復興本部副本部長) ワーカーズコープとは、働く人自身が資金と知恵を出し合い、社会的に必要な仕事をおこし、共に運営し、人と地域に役立つ仕事をおこす事業体・協同組合です。 |
◆8/30 ★復興と地域づくりは住民の手で ―宮城県・北上町十三浜の漁師たちの仕事おこし ■佐藤清吾(宮城県漁業協同組合 北上町十三浜支所運営委員会 委員長) 東日本大震災の被災地となった宮城県の北上町。ここでは地域の漁師たちがワカメの養殖と加工を再開し、生活と地域社会の再建をめざしています。地元の漁協や住民、自治体、NPOなどさまざまな人びととの協働の成果と課題、そして本当の意味での住民主体の「地域再建と仕事づくり」とは? PARCの姉妹団体パルシックの復興支援活動の現場から漁協のリーダーをお招きし、お話をうかがいます。 ●参考HP:パルシック http://www.parcic.org/ |
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◆9/6 ★「働くことってオモロイ!」 ―障害を持つ人も、持たない人も共に働く世に ■白杉滋朗(ねっこ共働作業所 事業代表) 働くことは本来楽しいことであるはずです。ところが現代社会ではその現実とかい離した状況があります。障害ある者ない者が共に働くことで改めて楽しさが見えてきました。 |
◆9/20 ★困難を抱えた若者たちとの共働・共生をめざして ―ワーカーズ・コレクティブが地域でできること ■岡田百合子(NPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会 事務局長) 地域の女性達が中心になって働く場を拓いてきたワーカーズ・コレクティブが、困難を抱えた若者達とともに働く就労の場づくりへと展開している動きについて紹介します。 | |
◆ 10/18 ★ワークライフバランスを取り戻そう ―完全従事社会を考える ■福士正博(東京経済大学経済学部 教授) ワークとライフのバランスを取り戻す一つの方向として、「完全従事社会」という構想を説明する予定です。聞き慣れない言葉だと思いますが、その可能性は十分あると思います。 |
◆11/8 ★おカネの流れを改革しよう ――地域の金融機関にできること ■吉原 毅(城南信用金庫 理事長) 原発事故直後の4月1日、信用金庫では預金量全国2位の大手である城南信用金庫のウェブサイトに、「原発に頼らない安心できる社会へ」というメッセージが掲載されると、その明確な訴えは大きな反響を呼びました。地域に根ざす協同組織金融機関の理念の復権を発信してきた吉原毅理事長に、脱原発社会に向けた展望をお聞きします。 (11「本気で脱原発!」クラスと合同) | |
◆11/22 ★「協同」は暗い時代の民衆の抵抗思想と実践になりえるか? ―国際協同組合年にあたって- ■大石光伸(常総生協副理事長) リーマンショック後の世界不安定期に直面して国連は2012年を国際協同組合年と定めた。現代合理主義の終末期に、 「協同」の思想と実践は民衆の自立と抵抗の基軸になりえるか? |
◆12/6 ★社会的排除から社会的包摂へ ―弱者の場づくり・仕事づくりを支えるための政策とは ■湯浅 誠(自立生活サポートセンター・もやい 事務局長) 「進歩に盲目的に反対するのではなく、盲目的な進歩に反対する」と書いたのはローマ・クラブ『成長の限界』(1972年)でした。日本社会全体で「成長」が問われようとしているのは、この時期以来かと思います。問題の所在と今後の展望を考えてみたいと思います。 |
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◆12/20 ★連帯の経済と脱成長社会 ―生命を守る技術・経済・政治 ■中野佳裕(国際基督教大学 助手・研究員) 脱成長の根本価値のひとつに、「生命(いのち)を与え、受け、返す」という贈与の論理があります。生命の連帯について考えていきましょう。 |