ようこそPARCへ!

14. 生きる―表現者たちが紡ぐ哲学

募集状況: お問い合わせ下さい

¥28,000

概要

「生きづらさ」や「閉塞感」あるいは「希望」「幸福感」といった言葉がさまざまな文脈で使われている現在、私たちの「生きる場」と「生きることへの希望」はどこにあるのでしょうか?誰とも比べられない、大切な生をひとりひとりが生きていくためには、自分と他者、社会とのかかわりの中で「みんなで生きていく」必要があります。このクラスでは、「生きる」ことをテーマに、その苦しみと喜びを、映像や文学、詩、批評、演劇などの表現の中に込めて社会への発信を行う気鋭の若手講師陣をお招きします。働くこと、暮らすこと、愛すること、食べることなど当たり前の人間の営みを困難としている社会の構造も含めて、一緒に考えていきましょう。各講師の作品と、その根底にある人間のまなざしにふれながら、のんびりゆるやかに、語り合うクラスです。

この講座のPDF版はこちら
全講座パンフレットのPDF版はこちら(約25MB)


・2012 年6月~11月
・基本的に隔週水曜日 19:00 〜 21:00
・全11回/定員30名

14. 生きる―表現者たちが紡ぐ哲学

ダブルクリックすると大きな画像を表示します。

ズームアウト
ズームイン

もっと見る

講座内容

◆6/6
★オリエンテーション 生きるってナンだ!?
─みんなで語ろう

■ 内田聖子(PARC 事務局長)


貧困や格差が「自己責任」とされてしまう 社会、「しょせん金がないとどうにもならん」と思わされている社会、「人とつながりたい。でもそれ って実はメンドウ」と一歩引いてしまう行動様式・・・。これらの思い込みや認識をみんなでほぐしてい きましょう。初回は受講生同士でゆるゆると語ります。
  ◆6/20
★「生の技法」としてのテキ スト
─生きるための綴り

■大野更紗 (作家/ 難病当事者)


累々と横たわる「モンダイ」を前に、何から手をつけたらよ いか、誰も確固たる答えを持ちません。自分自身が「どんな社会に生きたいか」を、テキスト(文字) をツールとして、ともにおしゃべりし共有できればと思います。

◆7/7(土)14:00~16:30 
★「殺すな!」「奪うな!」
─たった一人から始まる抵抗の物語

■早川由美子 (ドキュメンタリー映画監督)


英米政府の対テロ戦争に反対し、国会前での座り込みを続けたブライアン。過酷な状況下での体を張った10 年間の抗議活動から、3・11 後の世界を生きる私たちを考えます。

◎上映作品:『ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』(監督:早川由美子/日本/97分/2009)

 
◆7/18
★仕事場、路上。寝る場所、路上。
─ STREET PEOPLE は私たちの社会を見つめて いる

 width=■高松英昭(写真家)


存在を無視することは殺人に等しい。「私たちはここにいる」という言葉を路上生活者と共に写真にした。 出来上がった写真集には「世界一かっこいいホームレス写真集」というサブタイトルが付いた。誰もが 自分の存在を伝えたいと思っている。それも美しく。殺されないために。


◆8/9(木)
★死んでも死んでも、死ねない世界を生きる

■星野智幸(作家)


日本では10 年以上にわたって、毎年3万人以上が自殺しています。およそ3万人が亡くなった昨年の大震災が、毎年起こっているようなものです。死を繰り返す、まるで無間地獄のようなこの社会を考えていきます。
 
◆9/12
★社会からこぼれ落ちる政治─アクション!現代アート

■アライ=ヒロユキ(美術・文化社会批評)


昨今の NPO に代表される社会活動に欠けがちなものは何でしょうか。現代アートには、社会制度の真の姿を見 据え、ラディカルな批判を行なってきた歴史があります。ポリティカルアートを通して批評性について 考えます。

◆10/10
★芸術から遠く離れて。
被災地での活動の中から生きること・表現することの原点を巡る─被災地でのアーティストの活動支援

■中津川浩章(美術家)


絵を描くこと・読むこと、被災地の表現サポー ト活動などを通じて、人間にとって生きるとは何か、表現することの原点とは何か探っていきます。表 現することは生きることととても密接です。被災地での活動報告を交えながら、芸術という枠に縛られ ないで表現することの喜びや絵画を読むことの楽しさを味わってください。

◆参考HP:「中津川浩章 ARTWORK」
http://nakatsugawahiroaki.web.fc2.com/


 
◆10/29
★原発の被害住民に寄り添い、発信し続けること
─みなみそうまさいがいFM の挑 戦


■ 今野 聡(南相馬災害FM スタッフ)


東日本大震災と福島第一原発事故の直後、南相馬市役所の中に、災害臨時放送局(FM コミュニティラジオ局)「みなみそうまさいがいエフエム」が緊急に立ちあげられました。避難に関する指示や必要な情報が異なるため、行政から住民への情報伝達は混乱、町内会や、市報も機能せず住民は不安の中にいました。そんな中、このFM 局は刻々と変わる生活や避難に関する情報、原発に関する情報をいまも送り続けています。南相馬の現状と人びとに寄り添う小さなメディアとしてのコミュニティFM の意味についてお話をうかがいます。

◆参考HP:「南相馬災害FM」
http://minamisomasaigaifm.hostei.com/


(13「もうマスコミは信じない」クラスと合同)


◆11月で調整中
★周辺化されたちっぽけな〈わたし〉たちの働く場・生きる場はどこに?
─土方・移民・HIPHOP を切り口に

■富田克也(映画監督)


地方都市はいまやどこでもありきたりな風景となったといわれて います。国道の両脇にはカラオケBOX、パチンコ店、消費者金融のATM、町にはコンビニとシャッター商 店街・・・。ではそこに生きる人たちの生き方も「没個性」なのでしょうか? 『国道20 号線』『サウダ ーヂ』等、周辺化される人びと、とりわけ暴走族の若者や外国人労働者など「地を這うように」生きて いる人びとの日常のリアリティを一貫して描く富田監督にお話をうかがいます。

◎上映映画:『サウダーヂ』(監督:富田克也/ 日本/167 分/2011)

 
◆11月で調整中
★原発にゆれる島の「豊かな暮らし」を伝えるということ



■纐纈あや(映画監督/ 記録映画作家)


上関原子力発 電所建設計画に30 年間反対し続けてきた祝島の人びと。その原動力となってきたものは何か。彼らが 先祖代々大切にしてきた“暮らし”を通して、その答えを探していきたいと思います。

◎上映映画:『祝の島』(監督:纐纈あや/ 日本/105 分/2010)


◆11/26(月)
★深めていくことばをもつために。
ローカルに、小さく、低く生きること
―それを実践するメディアの役割

■ 菊谷倫彦 (菊谷文庫 代表/ 雑誌『kototoi』発行人)

即レス型コミュニケーションの普及の なかで、自分の想いや考えを深めていく時間・ことばをどのようにもち、つくっていったらいいのか。 みなさんと話し合えたらと思います。

(13「もうマスコミは信じない」クラスと合同)
 
[profiler]
Memory usage: real: 34340864, emalloc: 33853760
Code ProfilerTimeCntEmallocRealMem