講座内容
【講師&コーディネーター】 ■嶋 崇(経済学研究家) ◆主著:『いまこそ「資本論」』朝日新聞出版 2008 | ||
◆5/28 ★格差・リストラ・過労死・TPP から原発まで 「経済学」ならここまでわかる! ■嶋 崇(経済学研究家) ウォール街から始まった、経済の格差・矛盾に対する反乱は、世界中に波及しています。経済を私たちの手に取り戻すためには、何を知り、どう考えていくべきかを検討します。 |
◆6/11 ★こんな世界に誰がした!? ─大学“経済学教育”の罪深さ ■大森正之(明治大学政治経済学部 教授〈環境経済学担当〉) エコール・ノルマル、ケンブリッジ、ハーバードから世界に広がりつつある、学生たちの“自閉的経済学”への反発。現実世界に向き合う経済学を私たちの手に取り戻す道を探ります。 |
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◆6/25 ★【1980 年代】戦後パックス・アメリカーナの衰退と戦後アメリカ経済の大転換 ■河村哲二(法政大学経済学部経済学研究科 教授) 1970 年代を境に大転換を迎えた戦後パックス・アメリカーナ。企業・金融グローバル化によるアメリカのグローバル資本主義化の世界的インパクトと問題点を解き明かす。 |
◆7 / 9 ★【1990 〜 2000 年代】アメリカ発のグローバル金融危機を解き明かす ■河村哲二(法政大学経済学部経済学研究科 教授) グローバル金融危機はなぜ起こったのか? 1990 年代のニュー・エコノミーとIT バブル、2000 年代住宅バブルの発展の問題とともに、その真の原因と意味を解き明かす。 | |
◆7/23 ★中国社会主義市場経済をどうみるか ─その理念と現実 ■伊藤 誠(東京大学 名誉教授) 中国社会主義市場経済をどうみるかは、私たちの世界像を左右する問題であり、経済学の試金石ともいえる。三つの異なる観点から始め、その理念と現実へ検討をすすめる。 |
◆9/10 ★理念と激震する世界経済の狭間でイスラーム 経済は何を目指すのか? ■長岡慎介(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 准教授) 近年その存在感が急速に高まっているイスラーム金融に注目し、現代のイスラームが掲げる新たな経済ビジョンが何であるかを解き明かしたいと思います。 |
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◆9/24 ★歴史を変えるスーパー経済学者① マルクス ■伊藤 誠(東京大学 名誉教授) BBC の世論調査でマルクスが過去1 千年紀最大の思想家に選ばれた。マルクスは経済学者としても思想家としてもともにスーパーである。混迷の現代にその魅力を再考しよう。 |
◆10/15 ★歴史を変えるスーパー経済学者② ケインズ ■永井 進(法政大学経済学部 教授) リーマン・ショック以降から続く世界経済危機の中で、1930 年代の慢性的な経済不況に直面して『雇用・利子および貨幣の一般理論』(1936 年)を著したケインズの経済学を学びなおしてみよう。 | |
◆10/29 ★歴史を変えるスーパー経済学者③ ガルブレイス ■根井雅弘(京都大学大学院経済学研究科 教授) アメリカの異端派経済学者ガルブレイスは、正統派経済学の盲点を鋭く突いたメッセージを発しました。この講義では、その意味について考えてみたいと思います。 |
◆11/ 12 ★これが次の時代だ! ─ポスト資本主義・マルクス経済学はこう読み解く! ■嶋 崇(経済学研究家) 今、私たちは人類史のどの局面に立っているのか? どのような方向を目指せばいいのか? 今までの講義で得た“私たちの経済学”の英知を基に、考えていきましょう。 | |