講座内容
◆第一回 7/23(月) 18:30~20:30 ★ネットでコンテンツをダウンロードしたら訴えられる!? ─知的財産等の「非関税 障壁の撤廃」が生活の隅々に ■福井健策(弁護士/ ニューヨーク州弁護士/ 日本大学芸術学部 客員 教授) いまや著作権などの知的財産権は、コンテンツ・IT産業のゆくえ、ネット・医薬品など私たちの日常生 活を大きく左右し、欧米でも国民的論争を招く。TPPでの影響を考える。 |
◆第二回 9/3(月) 18:30~20:30 ★かんぽ・共済も危ない! 私たちの金融資産が米国政府と外資に吸い取られる!? ■菊池英博(日本金融財政研究所 所長・経済アナリスト/ 元文京学院大学・同 大学院 教授) 日本は現在、歴史的な岐路に立っております。新自由主義・市場原 理主義に騙されたことが分かった国民は政権交代を求めましたが、菅政権、野田政権になるにつれ、再 び新自由主義による日本国民の富の収奪が一層激しくなり、その手段がTPP に集約されております。そ れを金融・投資の面に絞ってお話しします。原発事故と放射能は“私たちの暮らしの今”の危うさを様 々な局面から映し出した。分断された糸をつなぎ直す作業は、新しい価値を据え直す希望への営みであ りたい。 | |
◆第三回 9~10月で調整中 ★TPP は地域経済も地方自治も破壊する ■岡田知弘(京都大学公共政策大学院 教授) TPP は、農業 だけでなく地域の産業・経済を破壊し、住民の暮らしを危機に陥れるだけでなく、国家主権も地方自治 も壊す危険がある。これに対抗する地域経済と地方自治の持続的発展の方向性も展望する。 |
◆第四回 11/5(月) ★アジアの平和も脅かすTPP ―米国の対中国・対アジア戦略を読む ■越智道雄(明治大学 名誉教授) EU 成立の核は、仮想敵ロシアへの経済的対抗圏 形成を目指して歴史的な宿敵、独仏が恩讐を越えて手を組めたことだった。これを単純に東アジアに当 てはめると、仮想敵・中国を視野に日韓が恩讐を越えて組むしかない。ところが、東アジアの核は南シ ナ海沿岸諸国で動いている。これに日韓と米豪NZ(UNZUS 同盟)がどうからむか? |
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◆第五回 11/19(月) ★【対談】いま、交渉はどうなっているのか ─日本の戦略を問う ■篠原 孝(民主党 衆議院議員) TPP は、加盟国間の取引の関税をゼロにするものである。日本経済の停滞を打開すると鳴り物入りで紹介されるが、研究を進めれば進めるほど危険に満ちていることが判明した。その実態を明らかにする。 |
■山田俊男(自由民主党 参議院議員) 「聖域なき関税撤廃」を原則とするTPP は形と内容が悪い。アジアモンスーン下にある日本やアジアの農業を守るためには、「各国の多様な農業の共存」の原則が必要である。 |