講座内容
◆講師&コーディネーター ■田辺寿夫/ビルマ名:シュエバ Shwe Ba(ジャーナリスト/ビルマ市民フォーラム運営委員/NPO「さぽーと21」評議員/NHKビルマ語ラジオ番組・ニュース制作) プロフィール: 大阪外国語大学でビルマ語を学び、ヤンゴン大学に留学ののち、NHK国際局ビルマ語班に半世紀にわたって勤務。難民認定の裁判や民主化運動の集会、結婚式やお祭りなど、在日ビルマ人が集うありとあらゆるところで通訳を担い、活動を共にしている。 |
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◆5月21日 ★ビルマ語の世界へようこそ 日本語の「あかさたなはまやらわ」にあたる33の文字をじっくりながめてみよう。有気音と無気音は区別され、濁音も入っているから数が多い。字も記号も「まるいをもって美しい」とする、表音でもあり、表意でもある融通無礙のビルマ文字にふれてみよう。 ◆6月4日 ★ビルマ語のきほん① 発音(と人称) 有気音、無気音の区別、三つの声調の使い分けがやっかいである。しかも、語頭、語中、語尾のどこに来るかで、必ずしも規則通りの発音にはならない。これはもう慣れるしかない。できればビルマ人のゲストに来てもらって、ナマのビルマ語に耳を傾けたい。 ◆6月18日 ★ビルマ語のきほん② あいさつ・自己紹介 ◆7月2日 ★ビルマ語のきほん③ 冠称(名前の前につける言葉)と代名詞 ◆7月16日 ★ビルマを学ぼう① 家族関係とコミュニティ ◆7月30日 ★ビルマ語のきほん④ 食べ物のことば 2011年の東日本大震災直後、ビルマ人たちが被災地まで出向いて避難所でチェッター(鶏肉)・アールー(じゃがいも)・ヒン(カレーあるいはおかず)を作ってふるまったところ大好評だったという。鶏肉のほか牛肉、豚肉、魚などを入れたカレー風の料理を食べることが多い。日本人の口にあうモヒンガー(そうめん風)やオウノウ・カウスエ(ココナッツミルク入りラーメン)など、麺類も豊富である。ああ、バイサーラービー(腹が減ってきた)。 |
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◆9月3日 ★ビルマを学ぼう② 文学・音楽を味わう ビルマの人たちは音楽を愛し、文学好きでもある。なかでも詩には幼い頃から親しむ。誰しもが詩のひとつやふたつは毎日のように作る。詩は韻をふんでおり、理解するのはかなりむずかしい。でも短いものに挑戦してみたい。歌も聴いてみよう。 ◆9/17 ★ビルマ語のきほん⑤ 天気を表すことば ◆10/1 ★ビルマ語のきほん⑥ 簡単な否定文・疑問文 ◆10/22 ★ビルマ語のきほん⑦ ロールプレイングゲーム! ◆日程調整中 ★おでかけクラス特別編 ダディンジュまつりに行ってみよう! ダディンジュ(燈明祭り)は9月、または10月の満月の日、雨季が明け、雨季のあいだ厳しい修行をした僧侶のもとへ行き、捧げものを差し上げ、法話を聴く。燈明に飾られたパゴダにも詣でる。東京では、在日のビルマの人たちが集まって、歌や踊りを楽しむ。時期が合えば、ビルマの人たちとともに楽しみたい。 ◆11/12 ★ビルマを学ぼう③ 変わりゆくビルマ社会の〈いま〉を学ぶ いわゆる民主化、国民和解が進みつつある一方で、ロヒンギャ民族弾圧がつづくラカイン州、内戦状況を呈しているカチン州など、少数民族にかかわる問題は解決の兆しが見えない。在日ビルマ人にとっての「帰る」、「帰らない」、「帰れない」の判断も母国の情勢にかかわっている。 ◆11/26 ★ビルマ語の総おさらい この講座でどれだけのビルマ語が話せるようになるか、見当がつかない。カタコトでもいいだろう。文法がめちゃくちゃでもかまわない。コトバは恥をかけばかくほど上達する。ビルマの人を呼んで会話をしてみるのもいいだろう。 ◆12/10 ★ビルマ料理を食べておしゃべりをしよう! 最終回はビルマ料理店で、にぎやかに。高田馬場だけでもビルマ料理、シャン料理、カチン料理などなど、会場候補は目白押しだ。 |