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25. 歩いて知ろうニッポンの胃袋の裏側―私たちを生かし、殺す、危ないシステム

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¥24,000

概要

グローバル化によってもたらされた食の多様化・飽食の時代。しかしその裏側には、劣悪な労働環境や大量の食品廃棄、差別の構造、巨大アグリビジネスの思惑、そして現代人のゆがんだライフスタイルが見えてきます。これらの犠牲の上にしか成り立たない食の姿は本当に「豊か」なのでしょうか? 徹底的に現場を歩き、見て、嗅ぎ、触り、そして食べ、私たちを生かしている食の現実・そのシステムに向き合います。

●2013年6月~12月 
●基本的に土曜日午後 
●全7回/定員30名 
※出かける回は交通費、食費などが別途かかります

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25. 歩いて知ろうニッポンの胃袋の裏側―私たちを生かし、殺す、危ないシステム

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講座内容

◆6/22(土)14:00~16:30
★オリエンテーション
映画『フード・インク』を観る

どこからどこへ? わたしたちの食の裏側を知る
photo coming soon ■安田美絵(ルナ・オーガニック・インスティテュート 主宰)

わたしたちはみな、食の選択によって社会を変える力を持っています。現代のフード・システムの裏に隠された問題点を知り、問題解決のための具体的な手段を考えましょう。
●主著:『サルでもわかるTPP 入るな危険!「強欲企業やりたい放題協定」』合同出版 2012/『リビング ファーム キット マニュアル』NPO法人大地といのちの会 2012
●参考文献:『食育ライフセーバー講座 環境&社会編』(電子書籍)ルナ・オーガニック・インスティテュート 2009

photo coming soon ◎上映作品『フード・インク』
監督:ロバート・ケナー
94分/2008/アメリカ




  ◆7/12(金)19:00~21:00 
PARC自由学校教室にて事前レクチャー 

◆7/19(金)芝浦と場見学  (日中)東京都品川区を訪ねる
★屠場―食肉生産の現場から
photo coming soon ■栃木 裕(全国一般労働組合東京南部全芝浦屠場労働組合 委員長)

O157、BSE、放射性物質による汚染と、食肉の流通をめぐる環境は、日々厳しいものとなっています。こうした変化のなかで、私たち屠場労働者がどのように食肉を生産しているのかを見てもらいたいと思います。
●参考文献:鎌田慧『ドキュメント屠場』岩波新書 1998/臼井敏男『部落差別をこえて』朝日新書 2010


◆9/14(土)
★恐るべきコンビニ帝国!
―大量に食品を捨て、人を使い捨てるブラックな実態
photo coming soon ■古川琢也(ルポライター)


もはや私たちの生活の「一部」となったコンビニ。日々、大量の食品が運ばれ、売られるウラには、食品の大量廃棄があります。また過酷な労働と理不尽な会計制度など、働く人にとってもコンビニというシステムは問題だらけ。この回では当事者の声を聞くことでその実態に迫ります!
●主著:『セブン-イレブンの正体』(共著)金曜日 2008/『大震災でネットはどう使われたか』(共著)洋泉社MOOK 2011
●参考文献:古川琢也『セブン-イレブンの正体』(共著)金曜日 2008


 
◆10/11(金)9:00~12:00
築地市場を訪ねる
★空飛ぶサカナ―お金と欲望が運ぶグローバル化時代の食
photo coming soon ■生田與克(築地魚河岸仲卸三代目主人)


世界中から魚が集まる築地。魚の乱獲は水産資源の枯渇の危機をもたらしています。また、農水産物の貿易によって「いつでもなんでも食べられる」時代になりましたが、逆に私たちから「旬」や「味覚」そのものが奪われようとしています。築地で働く方々から、「サカナの現場」で何が起こっているのか、リアルなお話をたっぷりお聞きします。




◆11/16
栃木県河内郡を訪ねる
★忍び寄る農薬汚染と放射能汚染。そしてお米が食べられなくなる日 ―危機に瀕する食の安全とTPP
photo coming soon ■稲葉光國(NPO法人民間稲作研究所 理事長/一般社団法人グリーンオイルプロジェクト 代表理事)

1.崩壊した安全神話―開き直る電力業界の犠牲になる子どもたち 2.まかり通る農薬の安全神話のなかで―ミツバチたちと広がる知的障害者 3.放射能の除染事業とミツバチ救出作戦の試み 4.慣行栽培を超える有機稲作―生物の多様性を育み、活用する低コスト省力有機稲作
●著書:『太茎大穂のイネつくり ポストV字型稲作の理論と実際』農文協 1993/『あなたにもできる 無農薬・有機のイネつくり』農文協 2007

 
◆12/14(土)
千葉県佐倉市を訪ねる
★種をまもるたたかい
―多国籍アグリビジネスの支配から自家採種へ
photo coming soon ■林 重孝(林農園)


現在、農家は種をほとんど種苗会社から購入しています。種は生産の最も基本的なもので、農業者の自立が脆弱になっています。我が家の自家採種の取り組みをご覧ください。
●主著:『有機農家に教わるもっとおいしい野菜のつくり方』家の光協会 2011/『有機農業ハンドブック 土づくりから食べ方まで』(共著)農文協 1999
●参考文献:野口勲『タネが危ない』日本経済新聞出版社 2011/船越建明 『野菜の種はこうして採ろう』創森社 2008


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