講座内容
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5/19 はじめに なぜ世界から基地と軍隊がなくならない? ■川崎 哲(ピースボート 共同代表) 誰も戦争を望んでいないはずなのに、世界中に基地があり、今日も戦争が起きて、人が亡くなっています。それはなぜなのか? その背景を確認して、これから「軍事」について考えていく出発点にしましょう。 ●主著:『核拡散 軍縮の風は起こせるか』岩波新書 2003/『イマジン9 想像してごらん、戦争のない世界を。』(共著)合同出版 2007 ●参考文献:岩波書店編集部編『これからどうする 未来のつくり方』(共著)岩波書店 2013/嘉指信雄ほか編『終わらないイラク戦争 フクシマから問い直す』(共著)勉誠出版 2013 |
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6/16 アフリカの子ども兵問題 ―現状、要因、そして私たちにできること ■小川真吾((特活)テラ・ルネッサンス 理事長) アフリカの紛争に駆り出される子ども兵の現状、そして、なぜ、このような残虐な紛争が続いているのか、私たちにできることは何か?について、受講者の皆さんと考えていきたいと思います。 ●『ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?』合同出版 2012/『ぼくは13歳 職業、兵士。』(共著)合同出版 2005 ●参考文献:小川真吾「アフリカ人の「選択の自由」を尊重する援助とは? 元子ども兵の社会復帰支援から潜在能力アプローチの可能性を探る」『グローバル協力論入門 地球政治経済論からの接近』法律文化社 2014/土佐弘之「破綻・脆弱国家の国際統治におけるジレンマ」『開発と平和 脆弱国家支援論』有斐閣ブックス 2009 |
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◆7/12(土) 兵役につくということ―イスラエルおよび米国の事例 ■ジグラー・ポール(淑徳大学国際コミュニケーション学部 教授/元海兵隊隊員) 戦場で「国防」の名の下で兵士がいかなる「任務」を遂行するか。その「任務」が終わり、兵士の心や記憶には何が残るのか。最近の米国を中心として行われている戦争やイスラエルの戦場において、青年兵士は何を目撃し、いかなる残酷的な行為を行っているのだろうか。なぜ彼らが兵士の掟である「沈黙」を破らざるを得ないのだろうか。映像と資料を中心に話を進める予定である。可能であれば「銃後」の世界と戦場の関係について受講者と一緒に考えていきたいと思う。 ※映画『沈黙を破る』を上映します |
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◆9/29 米軍基地の実態 ■布施祐仁(ジャーナリスト) 原発は、市民に真実を隠し、「安全神話」をつくることで成り立ってきたシステムでした。在日米軍基地にも、これと似た構造があります。69年間の在日米軍基地の歴史をひも解き、在日米軍基地と地位協定をめぐる「実像」に迫ります。 ●主著:『日米密約 裁かれない米兵犯罪』 岩波書店 2010/『ルポ イチエフ 福島第一原発レベル7の現場』岩波書店 2012 ●参考文献:布施祐仁『災害派遣と「軍隊」の狭間で 戦う自衛隊の人づくり』かもがわ出版 2012/布施祐仁『北の反戦地主川瀬氾二の生涯 矢臼別演習場のど真ん中で生ききった!』高文研 2009 |
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◆10/20 あるべき「防衛」とは?―北朝鮮・中国脅威論に向き合う論理 ■藤原秀人(朝日新聞 記者) 軍事費は年々増加し、多くの領土・海洋権益問題を抱える中国。核実験やミサイル発射実験など瀬戸際外交を続ける北朝鮮。日本にとって中国や北朝鮮はどの程度の「脅威」なのか。緊張関係が続く東アジアの隣国との冷静な向き合い方を考えます。 ●参考文献:「陸から海へ―『予想内』だった防空識別圏の設定」『WEBRONZA+』2013年12月5日 朝日新聞社/「国有化で『尖閣問題』は解決しない」『WEBRONZA+』2012年7月18日 朝日新聞社 |
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