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10. 脱成長の時代を生きる-ポスト新自由主義の豊かさと幸せ

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¥38,000

概要

経済成長が頭打ちとなり、先行きが見通せない現代。いかにして次の市場を見つけ、購買者を獲得し、利潤を上げて経済を活性化していくかという議論が日々なされています。その根底には、「経済成長がなければ社会や暮らしが成り立たない」という「常識」があります。しかし、本当にそれは正しいのでしょうか? 経済成長という「常識」や「神話」から自由になることは、すなわち、私たちがこれまで自明の理としてきた「幸せ」や「豊かさ」の意味を問い直すことでもあります。ひと握りの人が巨額の富を手にする一方で、膨大な貧困層が生み出される世界、人間らしい働き方や社会への参加が奪われた世界、経済合理性の追求によって環境破壊が起こっている世界、そして人と人とが分断された「不安社会]―。こうした現状を転換していくために、私たちは何ができるのかを考えます。

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※東日本大震災の影響で、開講を延期させて頂きます。
 詳細は下記日程をご覧下さい。


・2011年5月~2011年12月
・基本的に隔週月曜日19:00-21:00
・全15回/定員30名

すでに開講している講座です。開講後の申込みについては過ぎた回数分受講料の割引をしております。

10. 脱成長の時代を生きる-ポスト新自由主義の豊かさと幸せ

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講座内容

5月9日6月6日
★経済学者はなぜ経済成長を前提とするのか
─金融資本主義に代わる「公共的な資本主義」の形とはく

  10-1■間宮陽介(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)


現代の資本主義は、「貨幣による貨幣の生産」を主とする経済(金融資本主義)へと変貌を遂げつつあります。このようななか、どのようにすれば人間本来の経済を取り戻すことができるか、考えていきたいと思います。
  ◆5月23日
★「南」の教え
―─アフリカと日本の山村から見えたこと

10-2 ■勝俣 誠(明治学院大学教員)



経済成長がないと食べていけないとよく言われますが、「遅れた『南』」に学ぶコトはないのでしょうか。「南」は「南」へ、 「北」は「北」へ、を二つの地域の村から考えます。

6月6日8月22日
★脱成長への道
―ラトゥーシュを導き手として

■中野佳裕(立命館大学客員研究員)


ラトゥーシュの脱成長論を、近代世界システムの構造的暴力を克服する倫理学&民主主義理論として紹介します。生命の尊厳を守る新しい社会をみんなで考えましょう。

 
◆6月17日
★生命系の経済学・再考
―コモンズ・地域循環を切り口に

10-4

■丸山真人(東京大学大学院総合文化研究科教授)


経済成長のためにより多くの資源を浪費することと、豊かに暮らすためにより少ない資源を利用することと、どちらが現実的であるかを考えます。


◆7月4日
★豊かさの江戸モデル

10-5 ■鬼頭 宏(上智大学教授)


人口と開発が停滞した18 世紀のひとびとのくらしを顧みることによって、産業社会が限界に達した現代を生きる知恵を探ってみたい。
 
◆7月11日
★なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか

■ケンジ・ステファン・スズキ(S.R.A. Denmark代表/風のがっこう代表)

デンマークの人達は長い歳月をかけ、「ゆりかごから墓場まで」国民が支援し合う社会をつくり、世界で最も幸せな国民と呼 ばれる国家を建国しました。どうしてそのような国をつくることができたのか…。

◆7月23日(土)ワーカーズコープの地域福祉事業所を訪ねる
★仕事おこしの協同組合・協同労働の可能性


10-6 ■古谷直道(日本労働者協同組合〈ワーカーズコープ〉連合会顧問)

社会の構造が大きく変化するこの時代に、一人ひとりが自分の働き方を振り返り、新しい働き方に も視野を広げましょう。東京近郊の現場を訪問し、ワーカーズコープと協同労働の可能性を考えます。
 
◆9月5日
★「希望は、商店街」
─シャッター商店街を再生するプロジェクト

10-7 ■古川康造(高松丸亀町商店街振興組合 理事長)


少子化高齢社会に対応した新しい形の地方自治組織の創設を目指して、中心市街地再生に向けて、日々精力的に取り組んでいます。そもそも何故中心市街地の活性化が必要なのか? 人口減、高齢化社会では過去の様々な仕組みが通用しなくなってきました。新しい街の仕組みをご披露します。

◆9月26日
★ラオスで考えた、幸福に結びつく豊かさとは?
―開発がもたらした「貧困」からの転換

10-8 ■新井綾香(日本国際ボランティアセンター ラオス事務所前代表/セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン) 

開発援助には日本の税金や企業が大きく関わっています。その開発援助は果たして本当に途上国の人びとを幸せにしているのでしょうか。村から眺 めた開発援助の姿をお話しします。
 
◆10月15日(土)午後 埼玉県小川町を訪ねる
★有機農業を核とした地域自立の経済づくり
─農家から商店街・地場産業活性化への広がり

10-9 ■案内人:高橋優子(NPO 生活工房つばさ・游理事長)

地域の有機農産物を地元の酒蔵や豆腐屋が提携(全量買取、即金、再生産可能価格)で支え、農家のやる気を生み出し、有機的な関係が地域の経済の好循環を生み出しています。

◆10月24日
★社会的排除の構造に、イタリア協同組合はどこまで迫れるか
─協同組合に見る協同労働の思想と実践

10-10 ■田中夏子(都留文科大学文学部社会学科教員)


労働現場で、あるいは暮らしの場で、社会的排除がますます深刻化する今日。その排除への対応に奔走するのみならず、排除の構造そのものに介入するための協同組合や協同労働は、いかにして可能なのか、検討と議論を行なう予定です。
 
◆11月7日
★貧困問題を解決し、誰もが幸せに暮らせる政策を
─幸せの意味を再定義する

10-11 ■湯浅 誠(自立生活サポートセンターもやい事務局長)


人口構成、世帯構成の急激な変化、グローバル化と貧困層の拡大に、どうにもついていけていないように見える日本社会。なんでなんだろう? 何が必要なんだろう? そんなことを考えてみたいと思います。

◆11月21日
★社会保障と雇用をどうする!?
─新自由主義から新福祉国家へ

10-12 ■後藤道夫(都留文科大学教員)


十数年間の激しい構造改革で日本社会は壊れかかっています。しかし、それ以前の日本社会でも国民の生活保障はとても脆弱でした。日本に必要な「福祉国家革命」を考えます。
 
◆12月5日
★成長なき時代の「国家」と経済のあり方を構想する


10-13 ■中野剛志(京都大学助教/ 元経済産業省課長補佐)


2020 年代後半、経済成長がなくなった時代を想定し、国家経済運営のあるべき姿を議論します。

(07 「グローバリゼーションと中国の世界戦略」クラスと合同)

◆12月19日
★脱成長の豊かな地域

10-14 ■大江正章(コモンズ代表/ ジャーナリスト/PARC 理事)

既存の経済成長とは異なる社会発展と真の豊かさを実現している地域を、各地で取材してきました。仕事を創り、いのちを守り、人が集う魅力的な活動を紹介していきます。
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