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13. シェアするライフスタイル―分かち合い社会の可能性

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¥28,000

概要

もし新しい社会があるとしたら……すべての人が共存し、資源や富をわかちあい、安心して暮らせる社会があるとしたら、それはどんな社会でしょうか? 貧困や格差、自然資源の奪い合い、競争と自己責任の強いられる現代社会からの転換を、「シェアするライフスタイル」をヒントに探してみましょう。ソーシャルメディア、シェアハウスのようにこの数年で注目されてきた「シェア」から、コモンズ〈入会〉、農村における共同体とその文化のように、歴史の中で育まれてきた「わかちあい」まで、さまざまな視点から学びます。まずは私たちの暮らしの中で、シェアする楽しさを取り入れたり、自然や人、知恵、経験などの社会的資本を共有していくことの価値を再発見する楽しい旅です。もう一つの世界をイメージすれば、あなたのライフスタイルもほんとうの意味で豊かなものに変わっていくはずです。


●2013年5月 6月~12月 
初回クラスが6/24(月)に延期となりました。ご了承ください。
●基本的に隔週金曜日19:00~21:00
●全10回/定員30名

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13. シェアするライフスタイル―分かち合い社会の可能性

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講座内容

5/24(金) 9/6(金)
★オリエンテーション 分かち合う社会―「消費」「成長」ではない世界は可能だ!
photo coming soon ■大江正章(コモンズ代表/PARC代表理事)


企業に雇われるだけが働 き方じゃない。大 きな生協だけが協同じゃない。本当の自立とは周囲に頼れる人間がどれだけたくさんい るかです。お金以 外の関係性がいちばん大切!
●主著:『地域の力 食・農・まちづくり』岩波新書 2008/『農業という仕事 食と環 境を守る』岩波ジ ュニア新書 2001
●参考文献:広井良典編著『協同で仕事をおこす 社会を変える生き方・働き方』コモ ンズ 2011/マ-ク ・ボイル『ぼくはお金を使わずに生きることにした』紀伊國屋書店 2011


  ◆6/24(月)
★ さぁ、ダウンシフターズへ―シェアする生き方・働き方って、ユカイ!
photo coming soon ■高坂 勝(Organic Bar店主/緑の党共同代表/NPO SOSA Project理事)

いくら収入を上げても幸せは永遠に来ない。システムから降りると欲しかったものが手 に入る !? 競い合 いででなく、わかちあいで、である。暮らし方と働き方の転換、いかが?
●主著:『減速して生きる ダウンシフターズ』幻冬舎 2010/『土から平和へ みんな で起こそう農レボ リューション』(共著)コモンズ 2009
●参考文献:荒川龍『自分を生きる働き方 幸せを手作りする6人のワークシフト』学芸 出版社 2012



◆7/5(金)
★他人と住む日常「シェアハウス」―わたしたちの暮らし方が変わる
photo coming soon ■茂原奈央美(『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』著者)

photo coming soon ■阿部珠恵(『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』著者)

近年急増するシェアハウス。その生活ぶりや住人の価値観、さらにはシェアハウスを 通じて育つ新しい「暮らし方」まで、自身の経験やインタビューをもとにお話しします 。
●主著:『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』辰巳出版 2012

 
◆7/19(金)
★“もったいない” を“ありがとう” へ―「セカンドハーベスト ・ジャパン」のフードバンク活動
photo coming soon ■井出留美(セカンドハーベスト・ジャパン 広報室長)


日本は年間のコメ生産量(839万トン)と同じくらい、まだ食べられる食べ物を捨てている、という現状を知っていただきたいと思います。
●主著:『四快(よんかい)のすすめ 子どもの「快眠・快食・快便・快動」を取り戻す』(共著)新曜社 2011
●参考文献:大原悦子『フードバンクという挑戦 貧困と飽食のあいだで』岩波書店 2008



◆8/9(金)
★「確かな未来へ」―内発的発展の村おこし

photo coming soon ■金子美登(霜里農場)


身近にある資源を活かして食とエネルギーを地産・地消する。集落全体が有機農業に転 換した村から始まっている未来と村おこしまでの実践。そして、これからの40年を語る 。
●主著:『イラストでわかる有機自給菜園』家の光協会 2010/『有機・無農薬でできる 野菜づくり大事典』成美堂出版 2012
●参考文献:金子美登『農力検定テキスト』 (共著)コモンズ 2012/日本労協新聞「市民、働く者にとっての本当の社会、確かな未 来へ」2013年1月5日・15日 日本労働者協同組合


 
◆9/20(金)
★まちづくり・エネルギーをシェアする―トランジション・タウン とパーマカルチャー
photo coming soon ■糸長浩司(日本大学生物資源科学部 教授)


脱経済成長社会、エネルギー下降時代の、価値観・ライフスタイル・コミュニティ転換 シナリオとデザイ ン・アクション。トピックスで原発災害地域の飯舘村民の再建展望。
●主著:『2050年から環境をデザインする 都市・建築・生活の再構築』(共著)彰国 社 2007/『東日本 大震災からの復興まちづくり』(共著)大月書店 2011/『有機・無農薬でできる野菜づ くり大事典』成美 堂出版 2012
●参考文献:日本建築学会『地球環境時代のまちづくり』丸善 2007/ 日本建築学会『地 域環境デザインと継承』彰国社 2004



◆10/4(金)
★暮らしと思いをシェアする―農山村の新しい道

photo coming soon ■小田切徳美(明治大学農学部 教授)


農山村では、厳しい条件のな かでも、それに抗す る「地域おこし」の動きが、いままで以上に活発に見られます。そこから私たちが何を シェアできるのか を考えます。
●主著:『農山村再生 「限界集落」問題を超えて』岩波ブックレット 2009/『農山村 再生の実践』(編 著)農文協 2011

 
◆11/8(金)
★山野をシェアする―「入会」〈コモンズ〉の葛藤と知恵

photo coming soon ■斎藤暖生(東京大学農学生命科学 演習林


山野がシェアされてきた営みのなかには、その地域、時代の事情のなか で苦闘する人びと の知恵が垣間見られます。私たち以降の世代がゆたかに暮らす作法を探すヒントになり そうです。
●主著:『コモンズと地方自治 財産区の過去・現在・未来 』(共著)日本林 業調査会 2011
●参考文献:室田武ほか『入会林野とコモンズ』日本評論社 2004



◆12/6(金)
★創造と情報をシェアする―めくるめくフリーカルチャーの世界
photo coming soon ■ドミニク・チェン(NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事/株式会社ディ ヴィデュアル共同 創業者)Photo BY Joi Ito
フリーカルチャーとはインターネットを活用して自由な文化を構築するための運動や活 動全般を指す言葉 です。フリーカルチャーの歴史と現状をご紹介します。
●主著:『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック クリエイティブ・コモンズ による創造の循環 』フィルムアート社 2012
●参考文献:マット・メイソン『海賊のジレンマ  ユースカルチャーがいかにして新し い資本主義をつく ったか』フィルムアート社 2012/田中浩也『FabLife デジタルファブリケーションから 生まれる「つくり かたの未来」』オライリージャパン 2012


 
◆12/20(金)
★ 言葉をシェアする―公共性と市民性を考える
■中野佳裕(国際基督教大学 助手・研究員)


日本や世界の動向を踏まえた上で、これからの民主主義の課題について議論します。
●主著:勝俣誠、マルク・アンベール編著『脱成長の道 分かち合いの社会を創る』コ モンズ 2011
●参考文献:中野佳裕「3・11後を生きる:豊かさを変えるには」全5回『東京新 聞』2013年1月14日 ~2月11日(毎週月曜日)/ラトゥーシュ『消費社会からの脱出(仮)』作品社 近刊 (2013年4月)


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