講座内容
◆5/17~18 オリエンテーション合宿~1泊2日 秩父の大地との出合い ■中谷 亨(秩父まるごと博物館 理事長) 神話の時代、知々夫彦命(ちちぶひこのみこと)が造ったといわれる「知々夫国」。かつて海であったところから生まれた秩父には、貴重な大地の顔が残り、埼玉県初の日本ジオパークにも認定されています。さあ、その大地にクワを入れてみませんか。 | ◆6/14 雑穀づくりのスタート! 種子をまこう~種のお話 ■八木原章雄(秩父郡横瀬町 百姓/農民詩人) 土地の人々は地大豆(借金ナシ)を守り続けてきました。一粒の種子が固定するまでの、たくさんの人と人との流れ、風、動物、植物などの流れを学びましょう。大地(土地と種子の出合い)のお話も伺います。 | |
◆7/26 夏の畑のお手入れpart1&草のお話 ■佐野守平(秩父郡横瀬町 百姓/高校教師) 炎天下でこそ、作物の声を聞くことができる。雑草のはなし、"草むしり"の意味。作物に土寄せをし、支柱を立て、秋の収穫を考えながら作業をします。できるだけ昔のやり方を学んでみましょう。それぞれの雑穀の特徴もお話しします。 |
◆8/23~24 雑穀夏合宿~1泊2日 竹細工(カゴ編) 体験&いまどき雑穀料理教室 ■新井武夫(秩父市 竹細工店) 農道具としても欠かせなかった竹細工を体験、カゴを作りながら竹細工の歴史を学びます。 ■飯野亜希子(半農半ナリワイ模索中/飯野種苗主宰) 驚くほど簡単に菜食メニューの満足度をあげられる、雑穀料理を一緒に学びましょう! |
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◆9/20 秋の畑のお手入れ 自然災害と農業の話 ■西沢江美子(農業ジャーナリスト) 作物と台風、長雨、日照りなど天候への準備についてお話しします。また、鳥獣(イノシシや鳥たち)によってせっかく実ったものを食い荒らされてしまうことがあります。鳥や獣の生態を知り、畑に網やテープを張るなどの実作業を通して、鳥獣対策についても学びます。 |
◆10/25 収穫(とりいれ) 昔ながらの手仕事で雑穀刈りと乾燥作業&道具の話 ■西沢江美子(農業ジャーナリスト) その地方であみだされた収穫、乾燥の仕方を聞きながら、手と道具の関係を学びます。 ■八木原章雄(秩父郡横瀬町 百姓/農民詩人) 百姓は農道具の助けを借りて作物を育てます。農道具とどのように百姓は出会い、語り合い、助けてもらいながら食べ物を得てきたか。これも大きな百姓の歴史です。100年余の昔から伝わるマイノコギリの話も伺います。 |
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◆11/15 収穫(こなす) とりいれた雑穀をつぶつぶに! ■西沢江美子(農業ジャーナリスト) 刈り取って乾燥させたキビや高キビを棒や手で叩き、穂から実を落とし、調整の準備をしましょう。手作業で大豆の選別にもチャレンジ! |
◆12/20 収穫まつり~昔ながらの雑穀料理教室と雑穀食談義 ■秩父まるごと博物館伝統食グループのみなさま コメ以前の主食を食べてみましょう。昔ながらのキビ赤飯、モチ、高キビダンゴなどの作り方を地元の女性たちに教わります。 ■大野和興(農業ジャーナリスト) 食べ物に国境がなくなっている現代、質、量ともに進む食の貧困化と格差の拡大。自然と人が織りなす風土、そのもとでの暮らしの意味を、雑穀を通して考える。 |
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◆1/17~18 雑穀冬合宿~1泊2日 歴史訪問—自由民権運動「秩父事件」をいま学ぶ ■引間春一(秩父市在住/秩父事件を掘り起こし今に伝えている元教師) 今から130年前に秩父で何が起きたのか。自由がおびやかされ、戦争ができる国に走り始めているこの国で、集落のほとんどの人が秩父事件に参加した石間集落をたずね、秩父事件が伝えていることを考えてみたい。 |
◆2/21 手前味噌作り~地種大豆「借金ナシ」で味噌仕込 ■千島敬子(秩父市大滝 農産加工/林業家) 秩父の地種子大豆「借金ナシ」で味噌を作ってみましょう。山にへばりついて生きてきた人々の暮らしを見ながら、小さな農産加工物場で味噌を作ってみてください。 |