講座内容
◆5/27 オリエンテーション 「鷹の爪」が生まれた背景には何があるのか ■内藤理恵子(愛知大学国際問題研究所 客員研究員) Flashアニメーション『秘密結社 鷹の爪』シリーズの裏側には、国際問題・経済の問題など、さまざまな要素が隠されています。それらをこの講座で紐解いていきましょう。 ●主著:『必修科目 鷹の爪』プレビジョン 2013 / 『哲学はランチのあとで』風媒社 2011 ●参考文献:内藤理恵子『必修科目 鷹の爪』プレビジョン 2013 / 内藤理恵子『映画じかけの倫理学』風媒社 2011 |
◆6/17 鷹の爪団総統が憂う現代社会、それを支配する原理とは一体何だ? ■嶋 崇(経済学研究家) 現代社会のゆがみの根源ともいえる経済問題の中から、バブルの問題、経済格差の仕組みに注目します。なぜ私達の社会はバブル経済に依存し、なぜこれほどまでの経済格差が生じてしまうのでしょうか。 |
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◆7/7(月) アメリカ資本主義の権化「デラックスファイター」はどうやって誕生した? ■浜 矩子(同志社大学大学院 教授) 「金と権力のあるものこそ正義」と信じるデラックスファイター。アメリカ資本主義のメタファーとも言えるこうした価値観は、現代においてどのようにして成立したのか。またアメリカ的資本主義が私たちの社会にどのような弊害を起こしているのか。 ●主著:『超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書』NHK出版新書 2013 / 『誰が「地球経済」を殺すのか』実業之日本社 2013 |
◆7/29 鷹の爪団総統の夢「国境を取り払い、格差をなくす」は実現できるか? ―その1:フェアトレードで貿易と消費のあり方を変える ■渡辺龍也(東京経済大学現代法学部 教授/フェアトレードタウン・ジャパン代表理事) 環境や社会を犠牲にした弱肉強食のグローバル競争が激化する今日、「消費者市民」として貿易や経済のあり方をどのように変えて行ったらよいかを共に考えたいと思います。 ●主著:『フェアトレード学』新評論 2010 / 『南からの国際協力-バングラデシュグラミン銀行の挑戦』岩波書店 1997 ●参考文献:コナー・ウッドマン『フェアトレードのおかしな真実』栄治出版 2013 / オックスファム・インターナショナル(渡辺龍也訳)『貧富・公正貿易・NGO』新評論 2006 |
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◆9/16 鷹の爪団総統の夢「国境を取り払い、格差をなくす」は実現できるか? ―その2:豊かさをどう捉え直すか ■中村達也(中央大学 名誉教授) これまでどおりの経済成長を目指すのか、それとも、新たな指標に基づいて新たな方向を目指すのか。経済学の新しい動向を踏まえつつ、日本のこれからの針路を探ってみたいと思います。 ●翻訳書:ジェイン・ジェイコブズ著『発展する地域 衰退する地域 ─地域が自立するための経済学』ちくま学芸文庫 2012 |
◆10/14 ペンの力で世界征服!―発信力で社会を変える ■雨宮処凛(作家/活動家) 働き続けてもギリギリの生活を強いられる「ワーキングプア」、「ブラック企業」の過酷な労働環境など、生きづらい社会を変えるためにいかにして効果的に自分たちの主張・考えを発信することができるのか。ご自身の体験をふまえてお話し頂きます。 ●主著:『ドキュメント 雨宮☆革命』創出版 2011 |
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◆11/4 島根から世界征服!僕のとっておきの戦略を大公開! ■FROGMAN(CGクリエイター/声優/監督) 「鷹の爪」は現代社会をどのように反映しているのか、低予算でスタートして日本全国でこれほど愛される作品に育つことができたのはなぜか。受講生からの質問も受けながら、原作者に「とっておき」のお話を伺います。 |
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