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16. ゼミ:「豊かさ」を変える

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¥25,000

概要

かつてソクラテスは、「いかにして善き生活を導くか」という問いを投げかけ、この問いに答えるために生き方を批判的に検証することを哲学の使命としました。産業革命以来、人類は、物質的豊かさの拡大こそが幸福だと信じ、経済成長を物差しに社会の進歩を測ってきました。しかし、大量生産・大量消費の文明のグローバル化は、今日、地球環境破壊の悪化や社会的不平等・排除の拡大を生んでいます。「経済成長が平和を導く」という信念がもはや確実なものではなくなっている現在、私達は今一度、自らの生き方の基礎を問い直し、これからの社会の〈かたち〉を模索していく必要があります。このクラスでは、批判的思考と対話を尊重する哲学の伝統を重視しながら、市民自らの手で「新しい豊かさ」を構想していく道筋を学んでいきます。

●2014年5月~10月
●基本的に隔週土曜日 14:00~16:00
●全8回/定員20名

16. ゼミ:「豊かさ」を変える

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講座内容

■講師&コーディネーター
中野佳裕

プロフィール:アジア太平洋資料センター(PARC)理事。国際基督教大学社会科学研究所助手・研究員。専門は社会発展思想、平和学。近年、脱成長や連帯経済の理論的研究を行っている。
●共著:『脱成長の道─分かち合いの社会を創る』コモンズ 2011
●翻訳書:セルジュ・ラトゥーシュ著『〈脱成長〉は、世界を変えられるか? 贈与・幸福・自律の新たな社会へ』作品社 2013/同著『経済成長なき社会発展は可能か?――〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学』作品社 2010/ジャン=ルイ・ラヴィル著『連帯経済 その国際的射程』生活書院 2012 、など多数。


◆5月31日
私たちは新たな時代に生きている―地球環境破壊からの問いかけ
「成長の限界」が提起されてから40年。地球規模での環境問題が避けては通れないことであることを確認します。

◆6月14日
消費社会の負荷
経済成長は社会の進歩を測る物差しとして妥当なのか。「本当の進歩を測る指標」を用いて検証します。

◆6月28日
グループ・ディスカッション~豊かさはひとそれぞれか?~
先進国では個人の主観的満足度に基いて豊かさを見直す傾向があります。しかし、豊かさは人それぞれなのでしょうか。「社会的公正(social justice)」や「社会的共通資本」をキーワードに、社会共通の豊かさを議論します。

 

◆7月12日
ゲスト講師との対談と座談会
ゲスト講師を交えて、これまでの講座をふりかえります。

■ ゲスト:吉原直樹
プロフィール:大妻女子大学社会情報学部教授。東北大学名誉教授。都市社会学者。専門は、都市社会学、地域社会学、アジア社会論。
●主著:『「原発さまの町」からの脱却――大熊町から考えるコミュニティの未来 』岩波書店 2013 / 『都市のリアル』有斐閣 2013

◆7月26日
新しい豊かさの展望①
~ラテン・アメリカのブエン・ビビールに学ぶ~
ラテンアメリカで提案されている考え方「ブエン・ビビール」について、基本的考え方や意義を学びます。

◆9月13日
新しい豊かさの展望②
~ヨーロッパの脱成長運動に学ぶ~
ヨーロッパで展開されている脱成長運動」ついて、基本的考え方と実践例を学びます。

◆9月27日
ローカリゼーションの課題と展望
グローバリゼーションに対抗する考え方として台頭してきた「ローカリゼーション」という考え方。その動きを評価しつつも、克服すべき課題を検証します。

◆10月11日
グループ・ディスカッション~日本の豊かさを変えるための政策提言~
日本社会はこれからどのような方向に進めばよいのでしょうか。新たな発展目標とその実現のためにすべき政策や実践を、受講生全員で考えていきます。 (以上)

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