講座内容
【講師&コーディネーター】 ■村山敦子 (フリーランス/ロシア語通訳・翻訳) 【プロフィール】 ミールロシア語研究所、東大露文科のほか、日本在住のロシア人の先生方の下でロシア語を学びました。中国(樺太)帰国者定着促進センターで約10年、ロシア語担当講師として勤務。そこでは日本語・日本事情についてロシア語で説明する授業をしてきたので、今度は日本の皆さんにロシア語・ロシア事情についてお話ししたいと思います。 【難易度】 初中級 ★ 学生時代にロシア語を学んでいて、現在はさびつかせてしまった……という方はもちろん、はじめてロシア語を学ぶ方も大歓迎! 題材の面白さ、奥深さを味わううちに、ロシアの貌、そして日本の貌が少しずつ見えてくるはずです。 ●2014年5月~12月 ●基本的に隔週火曜日 19:00~21:00 ●全14回/定員20名 |
【講座日程】 ・5/20 ソ連とロシアはどう違う? 地図を見て考えよう ・6/3 日本史と見比べつつ学ぶ、ロシア史概観 ・6/24 ロシアは東へ動く―プーチンの東アジア戦略 ゲスト講師:石郷岡 建(フリー・ジャーナリスト) 中国の発展を背景に東アジア情勢はめまぐるしく変化している。 実は北の大国ロシアも動き出している。東へ東へとシフトしはじめたプーチン大統領の戦略を考える。 ●主著:『ヴラジーミル・プーチン 現実主義者の対中・対日戦略』東洋書店 2013/『ユーラシアの地政学 ソ連崩壊後のロシア・中央アジア』 岩波書店 2004 ●参考文献:司馬遼太郎『ロシアについて』 文藝春秋 1986/ドミートリー・トレーニン『ロシア新戦略 ユーラシアの大変動を読み解く』作品社 2012 ・日程調整中 ロシアの宗教事情―ロシア正教ってどんな宗教? ニコライ堂を見学して考えよう! ・7/15 ロシア人と日本人―ロシアのことわざ、ブラックジョーク(アネクドート)、ライフスタイル ・7/26(土)14:00〜17:00 チェルノブイリの今―健康被害と被災者補償について ゲスト講師:馬場朝子(TVディレクター) チェルノブイリ事故後28年たっても続く健康被害。 近年がん以外にも様々な病気が放射線の影響ではないかとの研究が進む。 また、被災者への国家補償も先細りになっている現状を報告。 ●主著:『低線量汚染地域からの報告 チェルノブイリ 26年後の健康被害』(共著)NHK出版 2012/『タルコフスキー 若き日、亡命、そして死』青土社 1997 ●参考文献:『チェルノブイリ25周年ウクライナ政府報告書』(英語) ・9/9 戦争と平和―絵を見て考えよう 日露戦争、シベリア出兵、シベリア抑留、北方領土問題 ・9/30 ロシア文学その1 ロシア文学が日本文学に与えた影響と、現代ロシア作家について ・10/14 ロシア文学その2 ロシア語で簡単な作品を読んでみよう! ・10/28 ロシア映画の世界その1 『巨匠とマルガリータ』(※)を手がかりに ※原作はミハイル・ブルガーコフが1929~1940年にかけて執筆した長編小説。 体制批判と見なされたため生前は出版が叶わず、作家の死後26年経った1966年にようやく出版された。近年は舞台化・TVドラマ化されて人気を博している。 ・11/11 ロシア映画の世界その2 『巨匠とマルガリータ』の続き ・11/22(土) ロシア絵画 ロシア美術展に出かけよう ・12/9 ロシア音楽 ロシア民謡やうたごえ喫茶を知る―ロシア語で歌ってみよう ・12/23 ロシア料理を食べに行こう または 作ってみよう♪ 最終回はロシア料理のレストランに行くか、みんなでロシア料理を作って楽しもう! ※どちらにするかは、受講生の皆さんと話し合って決めます。 |