講座内容
◆ ★ブラック企業と現代の労働の風景 ―自動車絶望工場から、現代のヤミ労働の現場まで ■鎌田慧(ジャーナリスト) 労働者が無権利状態になったひとつの原因は、労働者が労働者としての教育や文化活動を奪われたことにある。労働者の自立と権利獲得のために理論武装が必要だ。 |
◆ ★24 時間ノンストップの絶望工場 ―コンビニエンス・ストアの実態 ■古川琢也(ルポライター) もはや現代人の生活に不可欠なコンビニ。しかし加盟店のオーナーたちは、対本部の関係で極めて不利な契約を結ばされています。本部による、巧妙かつ悪質な手口を解説します。 |
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◆6月4日 15:00~17:00 ★貧困ビジネスの実態 ―クレサラ・多重債務問題 ■宇都宮健児(弁護士) クレジット、サラ金(消費者金融)を利用して返済困難に陥った多重債務者を食い物にする悪徳業者・悪徳弁護士・悪徳司法書士などによる、貧困ビジネスの実態を暴く。 |
◆ 世界を駆け巡るマネーと貧困層から資源を奪うグローバルビジネス ■佐久間智子(PARC 理事) 食料価格高騰の背景には、富裕層による独占的な資源消費があります。持続不可能かつ不公正な資源消費を促進しているグローバル経済の実態を知り、オルタナティブを考えます |
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◆7月5日 ★ブラック企業の取材現場から ―ジャーナリストに学ぶ潜入調査、データ収集などの調査方法 ブラック企業や、現代の労働・貧困の現場を調査・取材し、社会に発信することには大きな意義があります。ブラック企業の隠された実態や、それを見えにくくする社会構造について、テレビ局でドキュメンタリー制作に携わる第一線のジャーナリストからお話を聞きます。 |
◆7月19日 ★ブラック企業の裏にある政官財トライアングルの人脈図 ■有森隆(ジャーナリスト) 2011 年は政治、経済、社会のいずれも混沌。価値の転換期にこそ暴力装置を持ったチカラが正義となる。そのメカニズムを語り尽くす。 |
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◆8月30日 ★市民参加の「パームオイル・リサーチ・ユニット」の経験から ―レアリゼの経験から ■三沢健直(レアリゼ代表) レアリゼという市民メディアで行っているグループリサーチの実験について、ご紹介します。正直言って、まだこれからの試みなのですが、僅かなりとも参考になれば幸いです。 |
◆9月13日 ★海外に原発輸出? ─日本政府と大企業の知られざるアジア進出戦略 ■西尾漠(原子力資料情報室共同代表) 原発輸出は最悪の公害輸出。ナゼか熱心な菅政権。原子力産業側も「悲願の日の丸原発輸出」と言うが、果たして本音は? 安全性は? 核不拡散は? 社会的リスクは? |
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◆9月27日(木) ★人を使い捨てる企業と闘う労働組合 ■須田光照(全国一般東京東部労働組合書記長) 不当解雇、賃金不払い、パワハラなどの理不尽に職場で直面した時、泣き寝入りする必要はありません。憲法の「団結権」を使って、労働組合でブラック企業と闘う道があります。 |
◆10月11日 ★ブラック企業の告発 ─ジャーナリズムの在り方と役割 ■加治康男(ジャーナリスト/ 共同通信元記者) 14 年ぶりに帰国して以来、掃除夫、学習塾講師、日雇作業員などに従事、日本社会を裏から直接観察してきた。ブラック企業についての既成観念を打ち破る講義をしたい。 |
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◆10月25日 ★メディアを武器に ─メディア・アクティビズムの可能性 ■白石草(OurPlanet-TV 代表) デジタル技術の進歩によって、個人による調査や記録が大きな役割を果たす時代になっています。メディア・アクティビズムについて理解を深め、仲間入りしてください! |
◆11月8日 ★サイバーアクティビズムの可能性 ■印鑰智哉(メディアアクティビスト) インターネットを使って大きな参加型キャンペーンが可能になる。中南米でもアフリカでも大きな力を生み出している。ブラック企業と闘う時にこれを使わない手はない。 |
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◆11月22日 ★企業へのアクション! このクラスでは、受講生の関心・問題意識にそって、講義とは別にテーマを設定し個人・グループで調査を進めていきます。その成果や途中経過を持ち寄り、企業に対して何らかのアクションを起こしてみましょう。質問状や申し入れ、ウェブを使ったアンケートやコメント募集など具体的な計画を立てます。 |
◆1月17日 ★調査報告会 企業に対するアクションの結果や、各自で調べた成果(わかったこと・わからなかったこと)を発表するミニイベントです。完璧なレポートでなくても大丈夫。ここから先が調査のはじまりです。参加者との質疑や議論からさらに調査・アクションを発展させていきましょう! |