講座内容
◆6/11 いのちをつないできた保存食—知恵と技術が支える食べ方・暮らし方 ■魚柄仁之助(食文化研究家) 今、目の前にある食糧をどうすれば保存できるか?を考える力をつけましょう。実践する技術と経験を積み、保存食を通じて「自救力」を高めてみませんか。 ●主著:『食べかた上手だった日本人—よみがえる昭和モダン時代の知恵』岩波書店 2008 ●参考文献:『うおつか流台所のリストラ術—ひとりひとつき9000円』農山漁村文化協会 1994 |
◆7/9 和食最高の健康食品 硫黄化合物・乳酸発酵の漬物 ■前田安彦(宇都宮大学名誉教授/全日本漬物協同組合連合会常任理事) ヒトを使った大型コホート(集団)研究で機能性がはっきり証明されている、硫黄化合物を多く含むのは十字花科植物、ネギ属野菜である。そしてその最高の給源は漬物です。このことを中心に美味で健康性の高い漬物の実際をお話します。 ●主著1:『漬物の機能と科学』(共編)浅倉書店 2014 ●主著2:『漬物学—その化学と製造技術 』幸書房 2002 ●参考文献1:前田安彦『実地研究漬物処方全覧』食品研究社 2008 ●参考文献2:前田安彦『新 つけもの考 』岩波書店 1987 |
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◆8/6 知って納得!知るほど深い塩の世界〜専門家に聞く塩のあれこれ〜 ■寺田牧人(海の精株式会社取締役社長) 減塩ばかりが叫ばれ無闇に冷遇されている感のある塩ですが、塩がなければ人は生きていけません。作り手の一人として皆さんとともに楽しく学び合えたらと思っています。 ●参考文献:村上顕譲『日本人には塩が足りない』東洋経済新報社 2009 |
◆9/10 旬の野菜をおいしく保存!超簡単“干し野菜”の作り方&活用法 ■本谷恵津子(料理研究家) 干し野菜の作り方や活用法を、実践的にお話いたします。日本の食文化をあらためて楽しみ、古来からの日本の食材を身近に感じ、食から日々の生活を楽しみましょう。 ●主著1:『干し野菜クッキング—ちょこっと干してうまみがぎゅっ! 』家の光協会 2006 ●主著2:『干し野菜のおいしいレシピ—甘み、香り、歯ごたえがぐん!とアップ 』家の光協会 2008 ●参考文献1:本谷恵津子『野菜のぷちストックレシピ—手軽でムダなくおいしい 』家の光協会 2007 ●参考文献2:本谷恵津子『また作って!と言われる 孫ごはん』世界文化社 2013 | |
◆10/8 大発表会!やってみました干し野菜 私の一工夫&自慢のレシピ ■本谷恵津子(料理研究家) 前回の講義をもとに、各自で実際に干し野菜を作り、その経験や失敗、レシピをシェアしましょう。長年の経験に基づいた干し野菜の戻し方・使い方のコツやアドバイスなどをお伝えいたします。 |
◆11/14(土)午後 作って育てて美味しく頂く!今年の冬は手前味噌&手前納豆づくりに挑戦! ※千代田区内の公共施設での開催を予定しています。 ■青木奈美子・青木秀幸(カモス・主宰/NPO法人こうざき発酵道楽/NPO法人トージバ 理事) 在来種の大豆を暮らしに取り入れ、その種を次世代に受け継ぐ喜び。自分たちなりの味噌や納豆を“育て”て“美味しく頂く”幸せ。心豊かな日常の発酵食づくり始めてみませんか? |
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◆1/7 クロージングパーティ!各地の技あり、クセあり保存食食べ比べ 酒クラスのとっておきのお酒と共に各地の技あり保存食や手作り保存食を持ち寄り、味わい語り合います。皆さんのとっておきを持ち寄ってください!半年間の学びをもとに、私たちを取りまく食の現状と未来を語り合いましょう。 ※「進化する日本の酒文化—関東編」との合同クラスです。 |