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11. あなたのZINEを名刺がわりに!—リトルプレス製作のススメ—

募集状況: 受付中

¥29,000

概要

自分が見つけたこと、伝えたいメッセージ、時には言葉にならない気持ちまで、自由に表現できるリトルプレスの世界。製作者と受け手の距離が近い手作り冊子の頁をめくることは、クリエイターの人柄を知り、商業的制約から解放されたのびのびとした紙面の楽しさを知ることにつながります。「不思議だ」と素朴に感じる気持ち、わからないことへのワクワクを感じる機会がかなり少なくなってきた今、こうした冊子から受けるインスピレーションはより大切になってきました。「ナマモノである気持ちをしっかりその場で表現することが大事!」と熱弁するコーディネーターのさぶさんとともに表現するための術を学びます。DiY(=Do it Yourself:自らの手でより豊かな生活空間を生み出すこと)精神を備え、実際に発信しながら手作りの喜びをわかちあいましょう! 

●2015年6月〜11月
●原則として土曜日 18:00〜21:00

●全10回/定員20名
●受講料 29,000円(材料費などを含む)
※出かける回の交通費・宿泊費・食費などが別途かかります。

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■講師&コーディネーター:さぶ『未知の駅』編集長

1988年生まれ、福岡県育ち。東京都在住の編集者。大学在学中、3.11を機に「もう1つの生き方(alternative lifestyle)」をテーマとするZINE『未知の駅』を創刊。有志が集って原稿執筆・編集・資金集め・製本など無償の作業を行い、500〜1000部のZINEを発行している。
決してお金にはならないZINE製作だが、そこで出会った人たちとの縁からお金になる仕事も得るようになり、2013年3月11日に株式会社未知の駅を設立。大学の冊子、社内報、一般商業誌などの出版物の編集・製作を行っている。
ZINEについてはトークイベントや大学の授業などで講演も行っており、“人生を広げるコミュニケーションツール”としてのZINEの可能性や魅力について日々考えている。

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ZINE『未知の駅』:

お金がなくても、結婚しなくても、就職しなくても、家がなくても、電気がなくても、人生を十分楽しく生きている人たちが世の中にはいる。
『未知の駅』は「これしか方法はない」ではなく「やり方はいろいろある」という視点から、DiYの実践を紹介するZINE。タイトルには「どこで、何が、どう繋がるか分からない」という意味が込められている。

この講座のPDFはこちらからダウンロードできます。
全講座の掲載されたパンフレットのPDF版はこちらからダウンロードできます。(約36MB)


11. あなたのZINEを名刺がわりに!—リトルプレス製作のススメ—

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講座内容

◆5/23
DiY(Do it Yourself)という考え方—なぜ「じぶんで作る」ということが大切なのか—

photo coming soon ■毛利嘉孝(東京藝術大学 社会学者)


DIY(Do It Yourself)はふつう日用大工を表す言葉ですが、欧米の文脈ではもう少しニュアンスに富んだ政治的スローガンとして使われてきました。今回はその思想と歴史的背景を考えましょう。

●主著1:『ストリートの思想—転換期としての1990年代』NHK出版 2009
●主著2:『文化=政治 グローバリゼーション時代の空間叛乱』月曜社 2003
●参考文献:毛利嘉孝『はじめてのDiY 何でもお金で買えると思うなよ!』スペースシャワーネットワーク 2008
  ◆6/20 16:00〜18:00
東京都新宿区を訪ねる
ZINE文化に触れてみよう−インフォショップ「IRREGULAR RHYTHM ASYLUM」を訪れる
photo coming soon ■成田圭祐(IRREGULAR RHYTHM ASYLUM)


当店で取り扱っている、または保管している、国内外の様々な形・テーマ・言語のZINEをご紹介します。ZINEの制作にあたって、役に立つアイデアが見つかるはずです。

●主著1:『メディアと活性』(寄稿「身体的メディアの実践【検証:日本のメディアアクティビズム 第5回】」)インパクト出版会 2012
●主著2:『クラス・ストーリー』(共訳)遊動社 2007
●参考文献1:アリスン・ピープマイヤー、 野中モモ訳『ガール・ジン 「フェミニズムする」少女たちの参加型メディア』太田出版 2011
●参考文献2:毛利嘉孝『はじめてのDiY 何でもお金で買えると思うなよ!』スペースシャワーネットワーク 2008

◆7/11
【workshop 1】
他己紹介ZINE「taco-zine」製作で親睦を深めよう!
photo coming soon ■さぶ(『未知の駅』編集長)


クラスの受講生を他己紹介するZINEを製作します。作業を通して、取材、編集、製本の原型が体験できます。クラス全体で初めての共同作業に挑戦!どんなZINEに仕上がるでしょう?



 
◆8/1
【workshop 2】
化学反応を楽しむ「50 on ZINE」製作
photo coming soon ■さぶ(『未知の駅』編集長)


「あ」「い」「う」などの五十音がお題として与えられるので、音から連想することを自由に表現してみましょう。全員の紙面を五十音順に束ねる時、思わぬ“化学反応”が起こるかも?


◆8/8
人に見せてみよう! ZINE合評会で広がる表現の世界


photo coming soon ■さぶ(『未知の駅』編集長)


ZINEはある意味、手紙の延長線のようなもの。受け取った人はどんな反応をするでしょう?これまでに作ったZINEや、持ち寄ったお気に入りのZINEについてみんなでアレコレ語り合います。

 
◆8/29 14:00〜17:00
【workshop 3】
我流ZINEづくりの楽しさ—あなたの日常に潜むアイデアやネタをいかにスパークさせるか—
photo coming soon ■タテイシナオフミ(大学職員/たまにZINE作家)

書いて、印刷して、スパークさせましょう。 そうして世界に向けて打ち上げる、ZINEという「花火」の煙の向こうから立ちのぼるものについて、あれこれと考えてみましょう。

●主著1:(ZINE・フリーペーパー含む):『DIY TRIP』 自作ZINE 2011
●主著2:『FOOTBALL ACTIVIST』 自作ZINE 2013
●参考文献:石川理恵『自由に遊ぶDIYの本づくり リトルプレス! Zine! フリーペーパー!』グラフィック社 2012
●参考ウェブサイト:「HOWE*GTR」http://howe-gtr.air-nifty.com/

◆9/26
【workshop 4】
"わからない"を追いかけて、かたちにすること、その先のこと —「しごととわたし」の場合—
photo coming soon ■梶山ひろみ(「しごととわたし」発行人)


「仕事」と「女性として生きること」がテーマのフリーペーパー『しごととわたし』。制作に至った経緯、思いを形にすること、継続することについてお話します。

●主著:(ZINE・フリーペーパー含む):『しごととわたし』 イースト・プレス 2014
●参考文献:梶山ひろみ著『しごととわたし』 イースト・プレス 2014
 
◆10/17
【workshop 5】
あなたを拡げるZINE−ZINEを彩るマンガから学ぶこと

photo coming soon ■大谷秋人(マンガ家)


表現手段としてのマンガとそれを拡げるためのZINEやネット上での活動、 単行本もなければ雑誌連載もしていないマンガ家大谷秋人の表現活動についてお話しします。

●寄稿1:SPECTATOR vol.30 /ホールアースカタログ最後の夜
●寄稿2:未知の駅 vol.5 / 短編マンガ:透明な箱
●参考ウェブサイト:「大谷秋人/AKITO OTANI Tumblr」http://akitoootani.tumblr.com

◆11/7(土)〜11/8(日) 1泊2日
【workshop 6】
合宿−二日間の製作であなたらしさを表現しよう
photo coming soon ■さぶ(『未知の駅』編集長)


あなたのオリジナルZINEを製作しましょう。イラストでもエッセイでもOK。何をどう表現するかはあなた次第。使う資料や道具を自分で調達してくることもDiYの実践です。

 
◆11/28
【ZINE展を企画しよう!】
本を通じてコミュニケーションをするということ
photo coming soon ■樽本樹廣(OLD NEW SELECT BOOKSHOP百年 店長)

最終回は、作ったリトルプレスを実際に発信する方法を学びます。自分たちでZINE展を企画してみましょう。 また、吉祥寺「百年」で本屋としてさまざまなZINEに触れてきた樽本さんのお話を聞きながら、本を通じたコミュニケーションの極意を学びます。

コミュニケーションをする、ってどういうことなんでしょうか?この簡単なようで難しいことを、zineを通して考えたいと思います。
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