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24. 生きることは表現すること―アーティストと学ぶ、アートの歴史と創作ワークショップ

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¥34,000

概要

現代社会はとにかく生きにくいですよね。しかし歴史をふりかえってみると、実はほとんどのアーティストは社会のアウトサイダーでした。アーティストたちはみずからの「生きにくさ」をエネルギーに変えて、美術史を変革してきたのです。「美術史を変革する」このクラスでは、まずはスライドを用いて、さまざまな作品を見ることでアートの歴史や形式を学びます。そのうえで、アートの背後に隠されたアーティストたちの感じ方や世界の捉え方をともに考えるワークショップを行ないます。ワークショップでは、実際に作品を制作しながら、自分と他者、社会との関係をあらためて見つめ直し、またそこで感じたこと・考えたことを受講生同士で共有することで、自分たちの生きるエネルギーを再発見していきます。生きることは、表現すること。「アートってぴんとこない」という方も、講座を通じて、自分と世界が新しい顔をして立ち現われてくる喜びにびっくりするはずです。

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全講座パンフレットのPDF版はこちら(約25MB)

●2012年6月〜11月
●基本的に隔週木曜日 19:00〜21:30
●全10回/定員20名
●会場:PARC自由学校または千代田区内の施設
※受講料は画材、材料費を含みます

24. 生きることは表現すること―アーティストと学ぶ、アートの歴史と創作ワークショップ

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講座内容

【講師】
24-1■中津川浩章(美術家)


プロフィール:アーティスト。国内外で展覧会多数。障がい者施設工房「集」のアートディレクションや展覧会の企画・プロデュース、大学・専門学校でアートを通したコミュニケーションスキル開発やデザイン・美術教育に携わる。

◆6/7
★レオナルド・ダ・ヴィンチそして未来のドローイング
見ること、感じること、そして描くことはどんな関係があるのでしょう。普段と違う方法でものを観察してみましょう。視点を変えて同じものを見てみると、自らの固定観念や思いこみに気づかされます。アイマスクをしたり利き手以外の手を使ったりしながら、描くとは何なのかを考え、体験します。
  ◆6/21
★印象派とV・ゴッホ、そして点描体験
印象派の成立からゴッホの絵画までを学んだうえで、色の点で絵を描きながら考えよう!

 
◆7/5
★抽象絵画ってなに?―カンディンスキーとクレーから抽象絵画へ
なぜ抽象絵画が生まれたの? 構図とトリミングからその精神的背景を探り、実際に方法を学んで描いてみましょう。
  ◆7/19
★プレゼンテーションと講評

3回分の講義で描いた作品について、どんな思いで何を感じながら作ったのかを発表します。自分でつくった作品を語ることでの気づき、他者の感想を聞くことでの新たな発見もあるはず。

 
◆9/13
★自分って何だろう?―写真でつくるマンダラ・コラージュ
セルフイメージコラージュをマンダラの形で制作し、自分自身を見つめ直すと同時に、アートセラピーについて学びます。
  ◆9/29(土)・30(日)1泊2日
★合宿して絵を描こう
―フリーダ・カーロと様々な画家の自画像について
なぜアーティストたちは、自画像を描きつづけてきたのか? ワークショップの後、じっくり時間をかけて自画像を描いてみたり、一枚の絵をリレーしながら共同制作をしたりします。時間の制約を受けずに心ゆくまで創作し、参加者同士で語り合いましょう。

 
◆10/11
★夢と自分と社会の関係って?―シュルレアリスムと夢ドローイング
自分が見た夢をつづる「夢日記」をつけ、そのイメージや風景を描いていきます。夢は自我や無意識の反映だけでなく、日々の生活や社会からの情報をも反映しています。
  ◆10/25
★色で気持ちを表現しよう―表現主義から「生の芸術・アールブリュット」まで
正規の美術教育とは離れて、自らの気持ちや衝動のままに創作する芸術ジャンルをさす「アールブリュット」。この回は表現主義やアールブリュットについて学び、色彩で自分の感情表現をしてみます。そのことを通して、「表現」とは何か、「芸術」とは何かを問い直します。

 
◆11/8
★写真というアート
写真の歴史とその表現の多様性、現代性を、ロベール・ブレッソン、ダイアン・アーバスなどの写真家の作品を中心に考えます。撮りためた写真を編集して、簡単な写真集も作りましょう。
  ◆11/22
★プレゼンテーションと講評
これまでに作った作品について、互いに感想や意見を出し合うことで、さらに深めます。アートは誰にでも表現でき、語ることができるということを、実感することが大切です。時代や状況が変わっても、ひとりひとりの生きるエネルギーとしてのアートの本質は変わりません。作って終わりではなく、時代を見る目と表現の楽しさを体験し、語り合いましょう!

 
☆協力:エイブル・アート・ジャパン 障害とアートを切り口に社会に新しい価値観を提案するNPO。ギャラリーやショップ、アートスタジオの運営、美術館や劇場へのアクセスプログラムの企画、展覧会やワークショップ等の企画・運営、著作権の二次使用を促す仕組みの開発・展開などを行なっています。
●「エイブル・アート・ジャパン オフィシャルサイト」http://www.ableart.org/
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