ようこそPARCへ!

14. 脱・東京という選択 ─自分らしいライフスタイルを見つけよう (通年 全9回)

募集状況: お問い合わせ下さい

¥32,000

概要

今、地方、とくに中山間地域に移住するという選択肢が脚光を浴びています。「消滅市町村」と名指しされたところで人口が以前より増えているのです。有機農業への新規参入を志した人びとがそうであったように、新たな移住者たちもまた、都市生活のルーティーンワークから抜け出して自らの手で暮らしを創造的にデザインしようとしています。かつての新規参入者たちは今やフロントランナーから地域のトップランナーになりました。地域資源を活かしクリエイティブに暮らすこれからの人びとと、従来から地域に暮らし数々の問題に立ち向かう逞しさを備えつつある住民たち。両者が結びつけば、新しい価値観と暮らしの技が編み出されていくでしょう。「脱・東京」という選択肢の意義、楽しさ、大いなる可能性を論じ、体感します!

●2015年6月〜12月
●原則として火曜日 19:00 〜21:00
●全9回/定員30名

※出かける回は交通費・宿泊費・食費が別途かかります

前期 3回のみの受講はこちら

後期 6回のみの受講はこちら

この講座のPDFはこちらからダウンロードできます。
全講座の掲載されたパンフレットのPDF版はこちらからダウンロードできます。(約36MB)


14. 脱・東京という選択 ─自分らしいライフスタイルを見つけよう (通年 全9回)

ダブルクリックすると大きな画像を表示します。

ズームアウト
ズームイン

もっと見る

講座内容

◆6/9
田園回帰の時代
photo ■小田切徳美(明治大学教授)


「田園回帰」は、移住を含めた国民の農山漁村 に対する多様な関心を意味しています。その 点で、今は、まさに「田園回帰の時代」です。 この傾向がなぜ、この時期に生まれてきたの でしょか。現場から考えます。

●主著:『農山村は消滅しない』岩波新書 2014 /『農山村再生に挑む』岩波書店 2013
●参考文献:小田切徳美『農山村は消滅しない』岩波新書 2014
  ◆6/30
地域づくりの足し算と掛け算の法則
─地域おこし協力隊の本質的役割
photo ■稲垣文彦(公益社団法人中越防災安全推進機構 復興デザインセンター長)

人口減少社会の扉を開けた中越地震、その震 災復興の取り組みには地方創生のヒントがあ ります。この講義では、地域づくりの足し算 と掛け算の法則を学び、地域おこし協力隊の 役割を考えます。

●主著:『震災復興が語る農山村再生 地域づくりの本質』(共著) コモンズ 2014 /『災害ボランティア論入門』(共著) 弘文堂 2008
●参考文献:小田切徳美『農山 村は消滅しない』岩波新書 2014

◆7/18(土)〜7/20(月・祝)
新潟県長岡市・小千谷市・十日町市を訪ねる 2泊3日合宿
超進化する村人と移住女子を訪ねる
■案内人:稲垣文彦(公益社団法人中越防災安全推進機構 復興デザインセンター長)

中越地震から10年が経った今、新潟県では住民が主体と なった地域づくりへの取り組みが着実に進み、移住する若 者が増え、集落がとても元気になっています。2泊3日の 合宿で、奇跡の復興を遂げた集落をめぐります。超進化す る村人と移住女子に会いに行きましょう。

◎行程
7/18(土) 十日町市池谷集落/宿泊場所:小千谷市若栃集落 「おっこの家」
7/19(日) 小千谷市若栃集落・長岡市山古志木籠集落、池谷集
落など/宿泊場所:小国法末集落「やまびこ」
7/20(月・祝)長岡市小国法末集落

※やむをえず、内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。
 
◆9/8
『震災復興が語る農山村再生
─地域づくりの本質』を読む
photo ■大江正章(コモンズ代表/ PARC共同代表)


新潟県の中越大震災の被災地では住民主体の 地域づくりが進み、集落は元気になり、若者 たちが移住した。それは人口減少社会の扉を 開けた中山間地再生のモデルケースである。

●主著:『地域に希望あり--まち・人・仕事を創る』 岩波新書 2015/『新しい公共と自治の 現場』(共著)コモンズ 2011
●参考文献:稲垣文彦『震災復興が語る農山村再生 ─地域づくりの本質』(共著) コモンズ 2014 /小田切徳美『農山村再生─「限界集 落」問題を超えて』岩波ブックレット 2009

◆9/29
ぼくが百姓になった理由
photo ■浅見彰宏(ひぐらし農園)


急激に縮小していく農村。失われるのは田畑 だけでなく、自然と向き合って培われた人の 知恵や技も。それらを受け継ぎ、生業にする ことができたら。厳しいけど農業はそんな夢 のある仕事です。

●主著:『ぼくが百姓になった理由<わけ>─山村で目指す自給知足』コモンズ 2012
●参考ウェブサイト:ひぐらし農園のその日暮らし通信
 
◆10/20
生業としての林業と暮らしの中の山仕事
photo ■浜田久美子(森の作家)


東京と長野を行き来する二住生活の中で、産 業としての林業と家事としての山仕事、とい う発見をしました。木を育て、伐り、いただ く営みを2つの面から考えます。

●主著:『森の力〜育む、癒す、地域をつくる』 岩波書店 2008 /『スイス式【森の ひと】の育て方』 亜紀書房 2014
●参考文献:浜田久美子『木の家三昧』コモンズ 2000 /浜田久美子『森のゆくえ』コモンズ 2006

◆11/10
元気な「消滅自治体」

■大江正章(コモンズ代表/ PARC共同代表)
増田寛也氏の「消滅市町村論」は人口減少問題という危機 に乗じた農山村つぶしのショックドクトリンだ。地方発の 内発的発展に向けた取り組みを紹介し、真の豊かさを明示 する。

●主著:『地域の力─食・農・まちづくり』岩波新書 2008 /『放射能に克つ農の力 ─ふくしまから希望の復興へ』(共著)コモンズ 2012
●参考文献:小田切徳美『農 山村は消滅しない』岩波新書 2014 /大江正章『地域に希望あり--まち・人・仕事を創る』 岩波新書 2015
 
◆11/21(土)〜11/23(月・祝)
島根県邑南町・旧柿木村を訪ねる 2泊3日合宿
一周遅れのトップランナーを訪ねる
■案内人:寺本英仁(邑南町商工観光課)
■案内人:福原圧史(NPO法人ゆうきびと 会長)
日本には市民と行政が知恵を出し合い協力し合う、輝いて いる地域がまだまだたくさんあります。「たがやすシェフ」 「アグリ女子」などの魅力的な取り組みと、農の営みに触れ ながら、「本当に豊かな暮らしとは何か?」について、参加 者同士で語り合いましょう。

◎行程
11/21(土)吉賀町旧柿木村滞在/宿泊:旧柿木村の宿泊施設
11/22(日)邑南町「たがやすシェフ」「アグリ女子」を訪ねる/宿泊:邑南町の宿泊施設
11/23(月・祝)帰途

※やむをえず、内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。

◆12/10
半農半Xでソーシャルデザイン!

photo ■塩見直紀(半農半X 研究所 代表)


半農半Xも誕生20年。コンセプトは海を超え、 台湾や中国、韓国にもひろがっています。大 好きなまちや村に根をはりつつ、創造性の翼 を広げ、社会変革していきましょう。

●主著:『半農半Xという生き方【決定版】』ちくま文庫 2014 /『綾部発 半農半Xと いう人生の歩き方88』遊タイム出版 2007

●参考文献:塩見直紀『半農半Xとい う生き方 実践編』半農半X パブリッシング 2012 /塩見直紀『半農半Xの種を播く』 (共著)コモンズ 2007
 
[profiler]
Memory usage: real: 34078720, emalloc: 33567904
Code ProfilerTimeCntEmallocRealMem