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11. 領土・国家・ナショナリズム―誰のための「安全保障」か

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¥28,000

概要

尖閣諸島や竹島/独島を巡る中国・韓国との緊張関係、自民党が掲げる「国防軍の創設」、普天間基地の移設問題―ニュースでよく目にするトピックですが、日本と相手国との対立構造ばかりが取り上げられがちで、問題の本質はあまり見えてきません。このクラスでは国内外の「安全保障」を巡る様々な問題をわかりやすく整理して学んでいきます。「国家」「国民」「領土」とはいったい何を意味するのか、領土問題の平和的解決策、近代日本が歩んだ植民地化と戦争の歴史、歴史認識の違いを越えて隣国の人びとと相互理解を深める取り組み 、過剰な基地負担を強いられてきた沖縄の人びとの声、自衛隊の存在意義、そして国を越えて一人ひとりの人間を守るために私たち市民ができることについて、それぞれの分野の専門家や当事者と一緒に考えていきましょう。

●2013年6月~11月 
●基本的に金曜日19:00~21:00 
●全8回/定員30名

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11. 領土・国家・ナショナリズム―誰のための「安全保障」か

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講座内容

◆ 6/21(金)
★オリエンテーション
国、国家、国民、民族とは何か―安全保障を考える前に
photo coming soon ■渡邉憲正(関東学院大学経済学部 教授)


安全保障とナショナリズムの問題を理解するうえで基礎と なる、近代の「国家」「国民」「民族」、さらには「安全」といっ た概念が何を意味するのかについて考えます。
●主著『: イデオロギー論の再構築—マルクスの読解から』青木書店 2001/『格 差社会とたたかう—<努力・チャンス・自立>論批判』(共著)青木書店 2007
●参考文献:ホブズボーム『ナショナリズムの歴史と現在』大月書店  2001/ゲルナー『ネイションとナショナリズム』岩波書店 2000

photo coming soon ■大屋定晴(都留文科大学他 非常勤講師)


日常当たり前のように使われている「日本国」や 「日本国民」「日本人」。これらの言葉はそもそも何 なのでしょうか。クラスの始まりに考えてみます。
●主著:ジャイ・セン他編『世界社会フォーラム 帝国への挑戦 』(共訳著)作 品社 2005/ウィリアム・フィッシャー他編『もうひとつの世界は可能だ—世 界社会フォーラムとグローバル化への民衆のオルタナティブ』(共訳著)日本 経済評論社 2003 
●参考文献:デヴィッド・ハーヴェイ『コスモポリタニズ ム』(仮題)作品社 2013


  ◆7/19(金)
★「固有の領土」は存在するの?―日本の国境問題

photo coming soon ■孫崎 享(元外務省国際情報局長)


尖閣諸島は日中間で緊張をもたらしています。軍事紛争を回避し、平和的手段で解決する手段を模索します。今一番重要なことは日本国民が歴史的事実をしっかり把握した上で議論することと思います。 ●主著:『戦後史の正体:1945-2012』創元社 2012/『検証 尖閣問題』岩波書店 2012
●参考文献:孫崎享『不愉快な現実:中国の大国化、米国の戦略転換』講談社 2012/孫崎享『日本人のための戦略的思考入門―日米同盟を超えて』祥伝社新書 2010

※15.「戦後史の死角」クラスと合同


◆8/9(金)
★「竹島/独島」―領土ナショナリズムを克服するために

■姜 誠(カン ソン)(ジャーナリスト)


国境を越えた市民の協働を阻む領土ナショナリズムの病理を探り、竹島領有争いの棚上げをもたらした「竹島密約」などを参考に、日韓による竹島の共同管理というアイデアを考えます。
●主著:『越境人たち 六月の祭り』集英社 2003
●参考文献:姜誠「領土ナショナリズムをどう乗り越えるか」『世界』2012年11月号 岩波書店


 
◆9/6(金)
★近代日本における国家・植民地主義・領土―もうひとつの歴史的考察
photo coming soon ■小菅信子(山梨学院大学法学部政治行政学科 教授)

近代日本の植民地主義を縦軸に、日本赤十字社の展開や海外発展、「満州国赤十字社」をめぐる諸問題を横軸にお話しします。
●主著:『戦後和解―日本は〈過去〉から解き放たれるのか』中公新書 2005/『ポピーと桜―日英和解を紡ぎなおす』岩波書店 2008
●参考文献:『日本赤十字社と人道援助』(共著)東京大学出版会 2010/「〈保護標章問題〉についてのノート―― 政治文化史的視点から」『法学論集・政治行政学科創設20周年 記念号』(山梨学院大学法学研究会編) 2011



◆9/20(金)
★中国と日本―歴史認識の違いをどう乗り越えるか
photo coming soon ■劉 傑(リュウ ケツ)(早稲田大学社会科学総合学術院教授)

中国と日本の歴史認識の違いや対立点を明らかにしたうえで、日中両国が過去の歴史を踏まえつつ、新たな時代に向けて対立を乗り越え、相互理解を深める具体的な実践についてお話し頂きます。
●主著:『中国の強国構想: 日清戦争後から現代まで』筑摩書房 2013/『中国人の歴史観』文春新書 1999
●参考文献:劉傑、楊大慶、三谷博『国境を越える歴史認識―日中対話の試み』(共編著)東京大学出版会 2006


 
日程調整中 9/13(木)
★沖縄に基地を押しつけながら、「民主主義」といえますか?
photo coming soon ■伊波洋一(元宜野湾市長) 


沖縄の全市町村長と全市町村議会そして沖縄県議会と沖縄県知事が普天間基地の県内移設とオスプレイ配備に反対しても、日本政府が基地を押し付ける日米安保の実態を考える。
●主著:『普天間基地はあなたの隣にある。だから一緒になくしたい』かもがわ出版 2010/『沖縄とヤマト』対談集(共著)かもがわ出版 2012
●参考文献:伊波洋一『普天間基地はあなたの隣にある。だから一緒になくしたい』かもがわ出版 2010/伊波洋一、柳澤協二『対論 普天間基地はなくせる―日米安保の賛成・反対を超えて』(共著)かもがわ出版 2012



◆11/15(金)
★自衛隊は何を守るために存在するのか

photo coming soon ■半田 滋(東京新聞 論説兼編集委員)


東日本大震災で活躍した自衛隊。「人助け」による存在感を高めたはずですが、安倍首相は憲法改正して「国防軍」にするといいます。わたしたちにとって、どんな組織が有意義なのか、一緒に考えましょう。
●主著:『「戦地」派遣―変わる自衛隊』岩波新書 2009/『ドキュメント 防衛融解―指針なき日本の安全保障』旬報社 2010
●参考文献:『3.11後の自衛隊――迷走する安全保障政策のゆくえ』岩波ブックレット 2012


 
日程調整中 11/29(木)
★「人間の安全保障」と市民社会の役割―紛争・災害・貧困から人びとを守るために
photo coming soon ■長有紀枝 (立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科・同社会学部 教授/特定非営利活動法人難民を助ける会 理事長)
「人間の安全保障」概念の基礎を整理した後、紛争、災害、貧困など多様化する脅威から、一人ひとりの人間を守るための方策や、市民社会の役割について考えます。
●主著:『入門 人間の安全保障 恐怖・欠乏からの自由を求めて」中央公論新社 2012/『スレブレニツァ あるジェノサイドをめぐる考察』東信堂 2009
●参考文献:長有紀枝『入門 人間の安全保障 恐怖・欠乏からの自由を求めて」中央公論新社 2012/最上敏樹『人道的介入―正義の武力行使はあるか』岩波新書 2001


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