講座内容
◆ ★オリエンテーション 分かち合う社会―「消費」「成長」ではない世界は可能だ! ■大江正章(コモンズ代表/PARC代表理事) 企業に雇われるだけが働 き方じゃない。大 きな生協だけが協同じゃない。本当の自立とは周囲に頼れる人間がどれだけたくさんい るかです。お金以 外の関係性がいちばん大切! ●主著:『地域の力 食・農・まちづくり』岩波新書 2008/『農業という仕事 食と環 境を守る』岩波ジ ュニア新書 2001 ●参考文献:広井良典編著『協同で仕事をおこす 社会を変える生き方・働き方』コモ ンズ 2011/マ-ク ・ボイル『ぼくはお金を使わずに生きることにした』紀伊國屋書店 2011 |
◆6/24(月) ★ さぁ、ダウンシフターズへ―シェアする生き方・働き方って、ユカイ! ■高坂 勝(Organic Bar店主/緑の党共同代表/NPO SOSA Project理事) いくら収入を上げても幸せは永遠に来ない。システムから降りると欲しかったものが手 に入る !? 競い合 いででなく、わかちあいで、である。暮らし方と働き方の転換、いかが? ●主著:『減速して生きる ダウンシフターズ』幻冬舎 2010/『土から平和へ みんな で起こそう農レボ リューション』(共著)コモンズ 2009 ●参考文献:荒川龍『自分を生きる働き方 幸せを手作りする6人のワークシフト』学芸 出版社 2012 |
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◆7/5(金) ★他人と住む日常「シェアハウス」―わたしたちの暮らし方が変わる ■茂原奈央美(『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』著者) ■阿部珠恵(『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』著者) 近年急増するシェアハウス。その生活ぶりや住人の価値観、さらにはシェアハウスを 通じて育つ新しい「暮らし方」まで、自身の経験やインタビューをもとにお話しします 。 ●主著:『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』辰巳出版 2012 |
◆7/19(金) ★“もったいない” を“ありがとう” へ―「セカンドハーベスト ・ジャパン」のフードバンク活動 ■井出留美(セカンドハーベスト・ジャパン 広報室長) 日本は年間のコメ生産量(839万トン)と同じくらい、まだ食べられる食べ物を捨てている、という現状を知っていただきたいと思います。 ●主著:『四快(よんかい)のすすめ 子どもの「快眠・快食・快便・快動」を取り戻す』(共著)新曜社 2011 ●参考文献:大原悦子『フードバンクという挑戦 貧困と飽食のあいだで』岩波書店 2008 |
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◆8/9(金) ★「確かな未来へ」―内発的発展の村おこし ■金子美登(霜里農場) 身近にある資源を活かして食とエネルギーを地産・地消する。集落全体が有機農業に転 換した村から始まっている未来と村おこしまでの実践。そして、これからの40年を語る 。 ●主著:『イラストでわかる有機自給菜園』家の光協会 2010/『有機・無農薬でできる 野菜づくり大事典』成美堂出版 2012 ●参考文献:金子美登『農力検定テキスト』 (共著)コモンズ 2012/日本労協新聞「市民、働く者にとっての本当の社会、確かな未 来へ」2013年1月5日・15日 日本労働者協同組合 |
◆9/20(金) ★まちづくり・エネルギーをシェアする―トランジション・タウン とパーマカルチャー ■糸長浩司(日本大学生物資源科学部 教授) 脱経済成長社会、エネルギー下降時代の、価値観・ライフスタイル・コミュニティ転換 シナリオとデザイ ン・アクション。トピックスで原発災害地域の飯舘村民の再建展望。 ●主著:『2050年から環境をデザインする 都市・建築・生活の再構築』(共著)彰国 社 2007/『東日本 大震災からの復興まちづくり』(共著)大月書店 2011/『有機・無農薬でできる野菜づ くり大事典』成美 堂出版 2012 ●参考文献:日本建築学会『地球環境時代のまちづくり』丸善 2007/ 日本建築学会『地 域環境デザインと継承』彰国社 2004 |
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◆10/4(金) ★暮らしと思いをシェアする―農山村の新しい道 ■小田切徳美(明治大学農学部 教授) 農山村では、厳しい条件のな かでも、それに抗す る「地域おこし」の動きが、いままで以上に活発に見られます。そこから私たちが何を シェアできるのか を考えます。 ●主著:『農山村再生 「限界集落」問題を超えて』岩波ブックレット 2009/『農山村 再生の実践』(編 著)農文協 2011 |
◆11/8(金) ★山野をシェアする―「入会」〈コモンズ〉の葛藤と知恵 ■斎藤暖生(東京大学農学生命科学 演習林 山野がシェアされてきた営みのなかには、その地域、時代の事情のなか で苦闘する人びと の知恵が垣間見られます。私たち以降の世代がゆたかに暮らす作法を探すヒントになり そうです。 ●主著:『コモンズと地方自治 財産区の過去・現在・未来 』(共著)日本林 業調査会 2011 ●参考文献:室田武ほか『入会林野とコモンズ』日本評論社 2004 |
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◆12/6(金) ★創造と情報をシェアする―めくるめくフリーカルチャーの世界 ■ドミニク・チェン(NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事/株式会社ディ ヴィデュアル共同 創業者)Photo BY Joi Ito フリーカルチャーとはインターネットを活用して自由な文化を構築するための運動や活 動全般を指す言葉 です。フリーカルチャーの歴史と現状をご紹介します。 ●主著:『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック クリエイティブ・コモンズ による創造の循環 』フィルムアート社 2012 ●参考文献:マット・メイソン『海賊のジレンマ ユースカルチャーがいかにして新し い資本主義をつく ったか』フィルムアート社 2012/田中浩也『FabLife デジタルファブリケーションから 生まれる「つくり かたの未来」』オライリージャパン 2012 |
◆12/20(金) ★ 言葉をシェアする―公共性と市民性を考える ■中野佳裕(国際基督教大学 助手・研究員) 日本や世界の動向を踏まえた上で、これからの民主主義の課題について議論します。 ●主著:勝俣誠、マルク・アンベール編著『脱成長の道 分かち合いの社会を創る』コ モンズ 2011 ●参考文献:中野佳裕「3・11後を生きる:豊かさを変えるには」全5回『東京新 聞』2013年1月14日 ~2月11日(毎週月曜日)/ラトゥーシュ『消費社会からの脱出(仮)』作品社 近刊 (2013年4月) |